Episode30 "I'm happier than ever" ページ31
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ドンドンドン!!!!!
もうすぐ扉が開く。そしたら俺はどうなる?
退学処分はもちろんで、さらには少年院にでもいくんだろうな。警察のヤツらに質問されて、10年は部屋の中に閉じ込められる。
まぁいいか。
逃げる手段はいくらでもある。でもどうでもいい。
あ、コイツと一緒に死ぬか?
やっぱり、嫌だ。
今から海へ転位移動して、海の泡になって消える。いい案だなァ。そうするか。
そしたら故郷の砂に溶け込める。
『これ以上幸せなことってねぇよな』
レオナ「………おい」
後ろから知ってる声が聞こえて振り向いた。
低くて、地を張ってるみたいな乾いた声。太陽と大地の匂いが鼻の奥をかすめた。
『……………レオナ、先輩』
鏡の向こうにいる。
鏡が、サバナクロー寮と繋がってる。
レオナ「早く来い、そろそろ道が閉まる」
※※※
クロウリー「はぁ、これでは身元の判別もできませんね。しかし、目撃証言によればエリ・アンバリアス君がこの部屋にいたとか」
クルーウェル「先ほどオクタヴィネル寮生の点呼を取りましたが、やはりアンバリアスだけいません。それから……マイヤーも」
クロウリー「マイヤー君も?しかし、ここにある亡骸は1人だけ。ならばその2人のどちらかということですか」
クルーウェル「ええ。その可能性が高いかと………この死に方、魔力の暴走でしょうか」
クロウリー「調査は内密に専門家にお願いしましょう。ま、見たところそうでしょうね」
クルーウェル「……………もしアンバリアスだった場合、新たに寮長の選出をしなくては」
クロウリー「ええ。まずは2人の捜索を急ぎなさい。どちらかがいれば、この亡骸の正体が分かるでしょう。一応、各寮にも点呼をさせます」
クルーウェル「承知しました」
※※※
〜2日後〜
学園長室には、クロウリーに呼び出されてAとレオナが来ていた。
クロウリー「ふむ。では君たちはその日、キングスカラー君の部屋でチェスをしていたと?」
レオナ「あぁ。Aのことを疑ってんなら違うから他を当たれよ」
クロウリーは、あの日の夜にオクタヴィネル寮の監視カメラを確認した。
その映像には、エリ・アンバリアスが死ぬ数十分前にA・マイヤーを部屋に連れ込む様子が映し出されていた。
Episode31 "Love Me Again"→←Episode29 "Forbidden Magic"
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かれーらいす(プロフ) - 憂さん» ありがとうございます! (8月11日 3時) (レス) id: 5ca5f702d5 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - とっても面白いです!!すごい速さで読み進めてしまいました笑 お話の続きが気になりすぎます!!お身体などにお気をつけて無理の無い程度に更新頑張ってください!!続きを楽しみに待ってます!!( *´꒳`* ) (6月14日 3時) (レス) id: 9c386c62ed (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!!お話を面白い方向に持っていけているか不安だったのですが、檸檬さんのコメントを読ませていただいてとても嬉しく思いました*ˊᵕˋ*これからも宜しくお願いいたします。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page29 id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すごく面白かったです!!男主くん………すっごい好みです……性格もプロフィールも全部好みなんです!初めて読ませていただいたときからハマってしまいました!お体に気をつけて更新頑張ってください!応援してます(*^^*) (2023年2月7日 19時) (レス) @page29 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 零さん» 励みになるお言葉ありがとうございます!更新遅れないように努めます! (2023年1月28日 21時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かれーらいす | 作成日時:2022年6月19日 17時