Episode25 "Prince" ページ26
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レオナ「ふぁ」
チェカがマジフトの練習をせがむから付き合ってやったが、ジャックに付き合うよりめんどくせぇ。
こっちは休むためのホリデーを満喫したいのにな。
そんな思いが、ガキには分からないらしい。
疲れて寝たのが幸運だった。
俺はこれから、そうそう見つからないであろう王宮地下の宝物庫へ行くつもりだ。
そこには貴重な古代書物、宝、美術品とかがあって、許された者しか出入りできない。
レオナ「……………警備員がいねぇのか」
必ずいるはずの屈強な5人の警備員は、扉の前から姿を消している。嫌な予感しかしねぇ。
カチャ
銃口が向けられる音が2メートル後ろで聞こえた。
入るまで気配に気が付かなかったんだから、余程の手練が俺の後ろにいるわけだ。
「そのまま振り向かずに扉を開けろ」
機械で変換させた声は、性別を判別させない。
王族を殺しに来たんじゃない。
誘拐しに来たのでもない。
こいつは、宝物庫にある"何か"を欲しがってる。
レオナ「ここを開くには許された者の��目��が必要だから待ち伏せしてたのか？」
「指示に従え。扉を開き、宝物庫の一番奥に行け」
俺にはどんな些細な情報も知られたくねぇんだな。なら、よっぽどやばいモノを持ち出すはずだ。
なら………………
ここでハッタリをかましてやるのがいい手だ。
レオナ「調査不足だな。ここの宝物庫の宝は、許された者以外が触れると、すぐさま部屋に閉じ込められる仕組みになってるぜ」
「………………なんだと」
レオナ「どうする。その宝を持ち出すの、成功したほうがいいんだろ？」
「その話を信じるとして、レオナ・キングスカラー。貴様が私を手助けする理由はなんだ」
レオナ「ハッ。助ける理由なんていくらでもある」
流れはいい方へ進んでる。
俺はとにかく、こいつが何を持ち出すのかを知れればいい。そうすれば解決策はいくらでも練れる。
レオナ「例えば、テメェと2人きりで宝物庫に閉じ込められんのが嫌なだけだ。閉じ込められた後は、不快なことになる予想しかしねぇからな」
「そうなれば、私は貴様を口封じに殺すだろう。そして、刻限を過ぎれば、仲間が別の国から別の魔導書を持ち出す」
レオナ「魔導書………目的は宝じゃねぇのか」
「目的は"海賊時代の黒魔術が書かれた魔導書"だ。さっさと取ってこい」
レオナ「……あぁ」
"黒魔術"
しかも海賊時代のってことは──────
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かれーらいす(プロフ) - 憂さん» ありがとうございます！ (8月11日 3時) (
レス) id: 5ca5f702d5 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - とっても面白いです!!すごい速さで読み進めてしまいました笑 お話の続きが気になりすぎます!!お身体などにお気をつけて無理の無い程度に更新頑張ってください!!続きを楽しみに待ってます!!( *´꒳`* ) (6月14日 3時) (レス) id: 9c386c62ed (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!!お話を面白い方向に持っていけているか不安だったのですが、檸檬さんのコメントを読ませていただいてとても嬉しく思いました*ˊᵕˋ*これからも宜しくお願いいたします。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page29 id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すごく面白かったです！！男主くん………すっごい好みです……性格もプロフィールも全部好みなんです！初めて読ませていただいたときからハマってしまいました！お体に気をつけて更新頑張ってください！応援してます(*^^*) (2023年2月7日 19時) (レス) @page29 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 零さん» 励みになるお言葉ありがとうございます！更新遅れないように努めます！ (2023年1月28日 21時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かれーらいす | 作成日時：2022年6月19日 17時
