硝子のかけらは虹色 (ページ8)

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このキスはここまで (学パロ sn) ページ8

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「和。」

「先輩。」

「ちょっと手伝って貰っていい？」

「はい、もちろん。」

キラキラした笑顔、アイドル？王子様？
朝から眩しい先輩は、間違いなく我が校のアイドルで王子様な生徒会長だけど。

ほら、朝から彼へ向けられる周りの視線からはハートが飛んでる(笑)

でも・・・

残念、彼は僕のだから。

「これ、目を通して貰える？
何か気になることがあれば教えて？」

ふふっ

「・・・何が可笑しいの？」

「んーん、しょおちゃん、この部屋でまで王子様でいなくていいのよ？」

「ははっ、和にとっても王子様でいたいじゃん？」

僕の頬にそっと綺麗な指が触れる

少し擽ったくて、
逆にすり寄るように掌に頬をよせ
そっと下から彼を見つめた

彼の目が細められる

さっきまでの爽やかさが嘘の様に、
色気が、香り立ち、ぞくり、とする

「んっ。」

掠めるようなキスを、ひとつ。

僕から漏れる、かすかな、声。

「んんっ、、ぁっ、んむっ、」

まるでそれが合図だったかのように、
深く口内を愛される

愛されてるってわかる、そんなキス

毎朝、隠れて堂々と、
2人で交わす想いのやりとり

でも、僕らには時間がない
真面目な僕らを引き離すチャイムが鳴るまで

彼の首に腕を回して
優しく激しく深いそのキスを繰り返した

貴方はいつでも

私の王子様ですよ

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