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その手に創られて on(o様HBD!) ページ11
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あなたが創り出す全てが愛おしい
そして
妬ましい…
「ね、智さん？」
「ん？」
「こっち見て？」
「ん？」
「僕のこと好き？」
「うん。」
「ふふふっ。
じゃあこっち見て？」
「うん？」
「さーとーしーーーさん？」
「うーんーーんーーー？」
「こっち見て？…くれたら…
ちゅーしてあげる ♪ 」
「うん？んん？ん？！」
やっとぴくっと、反応あり(笑)
彼と背中合わせで体育座りして
ちょっかい出してた僕の方を振り返った
綺麗な彼の手は
艶やかな粘土に濡れている
彼から創り出され中のソレは
僕から見れば既に完成されているけど
彼からしたら、生まれたばかり
まだ育てる時間が必要らしい
だけどね、こんな日くらい
もっとあなたの、時間が欲しい
だから、いつもとは違うことしたくなる
僕からは、あまりないもんね？
僕を見てくれた彼が嬉しくて
いつもはしないサービスサービスっ
両手が使えない彼の頬を、僕の両手で包み込む
ゆーーーっくり顔を寄せて
ちゅっ
彼の、鼻のあたまに唇を落とす
「なっ！？」
少し顔を赤くしたあなたに、したり顔の僕
下から見上げるついでに、掬い上げるように、また
ちゅっ
でも、今度はちゃんとあなたの唇に♪
何度だって言いたいよ
「 お誕生日おめでとう♡ ( 大好き♡ )」
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作者名：すみれ | 作成日時：2014年10月3日 12時
