Real Hostage-3年A組- II (ページ18)

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case4-4 ページ18

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真壁「そう言えば、内通者の事なんだけど」

クラスがまた静かになった時
真壁くんが思い出したように声をあげた。

真壁「あれが本当なら、
先生と繋がってる生徒がいるって事だよね」

石倉「て事は、

こん中にうーらーぎーりーもーのーがーいーる
って事か」

真壁くんの言葉に、
石倉がロッカーの上でそう言う。

…あの言い方なんかムカつく

只でさえピリピリしてんのに。

さくら「なんかギスギスしてるね」

香帆「無理ないよ極限状態がずっと続いてんだもん」

…内通者、

唯月「ねぇ、あんたなんじゃないの、内通者」

ピリついた教室に響いた唯月の声

その声は、

さくら「…A、」

私に向けられていた。

なんか、前にも怪しまれた気がする。

唯月「あんた、携帯忘れたとか言ってたけど
本当は持ってんじゃないの？

それに、妙に美術室行くよね」

涼音「確かに、
グルならその妙に冷静なとこ理解できる」

…まただ

あの日と同じ

さくら「ぁ…」

A「だったら…？」

唯月「はぁ？」

A「また証拠もないのに疑って

気に入らなきゃイジメてハブいて」

…本当くだらない。

A「バカみたい」

唯月「は？」

涼音「ちょっと、
裏切り者のくせに調子乗んないでよ」

ダメだ

これじゃ

____ガンッ！

須永「うっせぇつってんだろうが」

涼音「はぁ？何、あんたAの肩持つわけ？

あーそっか、あんたAのこと好きなんだっけ？」

須永「あ"？」

唯月「仲良いもんねー、前の席で」

…何で、須永に行くわけ

甲斐「うっせぇな、黙ってろよ」

唯月「は？」

甲斐「証拠もねぇのに
グチグチ騒いでんじゃねぇよ」

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