『傷付け合って生きようか』~season III~

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広斗side









ただ無性に

腹が立っただけ。









スモーキーを追って無名街について、医者呼んで、

そこまではまぁ良かったんじゃねぇの。

死ななかったし。




でも、









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ララ「ッ…Aっ！どうゆうこと？何でお兄ちゃんが！」









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スモーキーの妹が、こいつを攻めるまでは。



ただ単にテンパってんだとは思うけど


こいつに聞いたって
すぐに答えれるような奴じゃねぇ。







だから無性に、

ここから連れださねぇとって思った。









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A「ねぇ、」









もう大丈夫だって


そう言おうとしたのに




今度はスモーキーの妹が

多分、ダウトだろうけど

拉致られた。





それなのに俺が

こいつの事しか考えてないのは






後ろから聞こえる声が

引く腕が




前より細く弱そうに聞こえるから









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広斗「泣け」









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なんて、抱きしめて



俺の言葉になくこいつを

無性に離したくなくて









.









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広斗「ごめんな…」









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謝っても傷つけた事には変わんねぇ。






でも、



散々今までも傷つけてきて

俺の勝手に付き合わせて




それでもそばにいてくれるこいつに

無性にハマってく俺がいて








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タケシ「…おい、雨宮」









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その声が聞こえるまで

ただこいつを抱きしめてた








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