第１０１号 ページ45
貴「政兄、ここで大丈夫だよ。ほら若松くんと御子柴だし！後は寝る部屋って言ったら野崎の部屋しかないしね」
堀「んー、つってもなぁ･･･｣
腕を組んで｢うーん｣と唸り声を上げる政兄、パッと並べてる布団を見ると｢あっ｣と声を上げた。
貴「若松くん。枕なかった？
ごめん気づかなくて、ちょっと見てくるねっ」
若松「あっ、先輩！俺が行きますからっ」
貴「いいよ、いいよー･･･っわぁ!!?」
小走りで押し入れを見に行こうとするとツルっと布団のシーツを踏んでバランスを崩し、体は傾いていく。
堀「！A」
若松「A先輩っ!!」
衝撃に備えるも腕をグイッと引っ張られると同時に体を持ち上げられ、瞬きを数回繰り返した。
貴「びっくりしたぁ･･･って、若松くん？｣
視界を少し上げると目の前には若松くんの顔、どうやら若松くんにお姫様抱っこをされてるみたいだ。
堀「････」
御子柴「へぇ！あいつ意外と力あるんだなー」
貴「わっ、ゴメンね！重いでしょ、おろしていいから！」
若松「いえいえっ、そんな事ないですよ。大丈夫です！
それよりA先輩、ケガはないですか？」
貴「うんっ、若松くんが支えてくれたから。ありがとね･･･って、わっ!?｣
体を急に後ろに引っ張られると驚きに声を上げ、咄嗟に自分を引っ張る誰かを掴んだ。
貴「えっ、あ･･･あれ？政兄？｣
堀「若松、Aが悪かったな」
若松「ハ･･･ハイ！」
御子柴「！･･･へぇ」
抱き抱えるように引っ張られ、下に降ろされると首を傾げた。
貴「どうしたの急に？」
堀「え？あ･･･いや、別に。それより、本当にケガしてないんだろうな」
貴「うんっ、大丈夫！心配しすぎだよ、政兄は。あ、私 枕取ってくるねっ」
堀「あ、あぁ」
堀から離れて枕を取りに行くA、御子柴は堀に目を向けると楽しそうに笑った。
御子柴「そっかー、堀先輩ってそうだったんですね！いや〜、幼馴染にしてもちょっと雰囲気違うなって思ってて｣
堀「ん？まみ･･･こしば、何のことだ？｣
御子柴「えっ？ほら、Aが若松に抱き抱えられて嫌だったんですよね。だから若松からAを引き離したんでしょ？｣
堀「───･･･っ!!?」
数秒考えて目を見開いた堀は顔を赤くし、ソレを腕で隠しながら動揺を見せていた。
堀「ウソ･･･だろっ」
御子柴「あ〜･･･無意識だったのか。野崎、紙とペンを持って聞くのは今はやめとけ。そっとしといてやれよ｣
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ゆりあ(プロフ) - すごく面白いです！続きがとても気になります！待ってます！ (2020年4月26日 7時) (
レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
ルート(プロフ) - ！？！？！？！？更新されているだと！？お帰りなさい！！待ってました！読み返してきます！！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 099aeabd28 (このIDを非表示/違反報告)
カナ霆(プロフ) - とても面白いです！一気に読んでしまいました(´・ω・｀) 続きが待ち遠しくてなりません！ お体に気をつけて更新頑張ってください！この後の展開が気になりますねぇ(´ω｀) (2018年4月3日 20時) (レス) id: 63ee96b67e (このIDを非表示/違反報告)
one day - 細かいこと言って申し訳ないのですが、演劇部のプリンセスがプリンスになってますよ (2018年2月5日 18時) (レス) id: c1aec90cd0 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 続きが気になる！！！！更新ありがとうございます！！！！！更新ありがとうございます (2018年1月28日 0時) (レス) id: e7cea7fca8 (このIDを非表示/違反報告)
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