番外編 1 ページ49
ハイヒールに、胸元が開いた露出度高めのロングドレスを身に纏うとインカムを耳に当てる。
風見『Aさん、作戦に一部変更が・・・。念の為、降谷さんも潜り込む事になりました』
貴「零が・・・?まあ、いいわ。後は私達に任せて」
風見『はいっ』
インカムを服の中に隠してホテルの会合に潜り込む。
今回の任務は、ホテルで行われる会合で秘密裏に取引されている情報を掴み、事件を未然に防ぐこと。
その為には、この会合を開いた張本人の部屋のPCから情報を盗まなければいけない。
相手が男性だということもあり、私がハニートラップを仕掛ける事となった。
お酒を受け取ると妖艶に微笑みながら目標へと近づく。
貴「・・・あっ」
対象の人物にわざとぶつかれば、酔ったかのように頬を赤らめた。
「おっと・・・すまないっ。君、大丈夫か?」
貴「あ、すみませんっ・・・。ちょっとお酒が回ってしまった様で・・・」
対象人物に支えてもらったまま、胸板に手を当てると頬を赤らめた状態で上目遣いを使う。
「確かに頬が赤く、火照っているようだ。お酒を飲み過ぎてしまったのかな・・・?」
腰に手を回されるとグッと引き寄せられ、体はピッタリと密着して顔の距離は縮まった。
貴「えぇ、そうみたい・・・。でも、おかげでこんな素敵な殿方にお会いできて・・・光栄ですわ」
軽く背を伸ばして肩に優しく手を当てるとターゲットの耳元でささやいた。
貴「よろしければ・・・お部屋で休ませてはもらえませんか?」
この男が無類の女好き、だという事は調査済み。
部屋に侵入できればこちらのもの・・・さあ、誘いにのれっ。
「いいでしょう。この者に案内させる、先に部屋で休んでいるといい」
────
──
貴「はァ、ドレスって動きにくいから苦手なのよね」
案内兼見張り役のお兄さんをノックアウトすれば、黒の手袋をはめてPCを操作する。
胸元からUSBを取り出し、しばらく操作すると舌打ちをしてインカムを耳につける。
貴「風見、ターゲットは・・・!?」
風見『はいっ、何やら携帯を見るなり移動し始めました。Aさん、何かあったんですか!?』
貴「いやっ・・・指示があるまでその場で待機だ!」
PCから情報をコピーをするとあの男に知らせが入る仕組みになってる。
焦りを感じながらもニッと口角をあげた。
貴「かなりチョロイ奴だと思ったけど、セキュリティだけはしっかりしてるじゃん」
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コズエ(プロフ) - β.Aさん» コメントありがとうございます!応援ありがとうございます、頑張ります! (2016年8月24日 14時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
β.A(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください(*´∀`) (2016年8月24日 9時) (レス) id: db04ec0444 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - コナン君にバレた!? (2016年7月3日 21時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - コズエさん» 此方こそスミマセン。 (2016年7月3日 21時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - かなとさん» すみません。基本、リクエストは取らないようにしているのでリクエストとしては受け取れないんです。ですが参考にはさせて頂きます!お話の流れでそういうシーンを書くかもしれませんので、楽しんで読んで頂ければと思います!本当にすみません! (2016年7月3日 20時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
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