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VOLUME 46 ページ48

しばらくして横目でちらっと送られるわかりやすい視線、考える素振りを見せたと思えば隣にやって来る。

蘭「あっ、あの!瑞希さん」

決心した顔の蘭さんは耳に顔を近づけると口元に手を添えた。

蘭「お二人って、やっぱり お付き合いされてるんですか?」

貴「えっ、私と透が?」


思わず聞き返すと蘭さんは真剣な顔で頷いている。

蘭「違ったらごめんなさいっ。何だか探偵と助手だけの関係じゃない雰囲気というか・・・二人とも綺麗で、お似合いですし」

ふっと目を細くして笑うと顔を横に振った。

貴「ふふ、私たちはただのビジネスパートナーですよ。 蘭さんはお付き合いされてる方いるんですか?」


そう聞くと蘭さんは目を見開かせて顔を真っ赤にした。

貴「あらっ。ふふ、毛利先生には内緒にしてた方がいいかな?ショックを受けそうですし」

蘭「いやっ、アイツとはそんなじゃなくて!
た、ただの幼なじみっていうかっ」


否定しようとしながら出来ていない蘭さん。


こんな時があったな、なんて思いたいが・・・残念ながらそんな甘酸っぱい青春時代なんて私にはない。

ずっと昔からライバル勝負してたし、警察学校でも零と首席争いしてたわ・・・。


貴「そっか、幼なじみの彼が好きなんですね」

顔を真っ赤にして俯いた蘭さんは諦めたように小さく頷いた。


貴「大丈夫、秘密にしますよ。それに人生の先輩として相談ぐらいはのれますから」

人差し指を口に当てると口元に弧を描いた。


蘭「あ、ありがとうございますっ。瑞希さん、何だかお姉ちゃんみたいで話しやすくて・・・また色々お話とかしてもいいですか?」

貴「ふふっ。私で良ければ、微力ながらその恋のお手伝いします。幼なじみの彼とは同じ高校ですか?」


蘭「はいっ、同じで・・・あっ、もしかしたら名前ぐらい聞いた事があるかも。実は''工藤新一''っていう高校生探偵してて」

貴「工藤・・・新一」


その名前に眉を微かに動かした。

工藤新一・・・?例の薬の服用リストにのっていた、彼はジンによって殺されたはず。


一瞬で考えを巡らすと笑顔は崩さずに探りをいれる。

貴「へぇー・・・あの有名な高校生探偵ですか。そういえば最近 新聞でお見掛けしなくなりましたけど」

蘭「それが新一の奴、事件の捜査でどこか行ってるらしくて。たまに電話はしてくるんですけど、何してるのかは全然」



顎に手を当てるも目を細めて頭の中で確信づけた。

工藤新一は生きてる。

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コズエ(プロフ) - β.Aさん» コメントありがとうございます!応援ありがとうございます、頑張ります! (2016年8月24日 14時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
β.A(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください(*´∀`) (2016年8月24日 9時) (レス) id: db04ec0444 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - コナン君にバレた!? (2016年7月3日 21時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - コズエさん» 此方こそスミマセン。 (2016年7月3日 21時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - かなとさん» すみません。基本、リクエストは取らないようにしているのでリクエストとしては受け取れないんです。ですが参考にはさせて頂きます!お話の流れでそういうシーンを書くかもしれませんので、楽しんで読んで頂ければと思います!本当にすみません! (2016年7月3日 20時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年5月21日 18時

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