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VOLUME 27 ページ29

PCを打つ手を止めると真っ直ぐに腕を伸ばし息をつくと「そういえば」と思い出すように言葉を溢した。

貴「条件のこと覚えてるわよね。私立探偵の安室透・・・君?」


安室「ああ。僕のサポートをする代わりに瑞希を僕の助手とすること、だろ?」

貴「正解。透の助手ってほうが怪しまれずに毛利小五郎に接触できるし、手っ取り早いのよね。2人も探偵を名乗るのも変だしね」



酒を飲みきって空になったグラスをテーブルに置くとPCの画面に目を向けてカタカタと鳴らす。

貴「・・・でも一応大変だったんだから。毛利小五郎と関わりがあり、親しい人物に依頼するように仕向けるの」


安室「シェリーと同じ盗聴器を使った毛利小五郎に接触する事がシェリーを見つける近道なんだ。仕方無いだろ」

貴「はいはい、分かってますよ。けど、シェリーと毛利小五郎・・・何の接点もなさそうなのに、変わった組み合わせね」



眉を微かに動かすと顔を上げて、テーブルに置いていたグラスに目を向けた。

既に酒が注がれたグラス、まるで私がまだ飲む事を想定していたようだ。



私の視線の先に気がついた透は当たり前のような口振りでコチラを見た。

安室「お前、どうせ飲むつもりで来たんだろ?」

貴「ご明察。だって、気を抜いてお酒なんか飲めるとこなんて・・・あなたのとこだけでしょ?」


息を溢した透は後ろ頭を掻くと自分も酒に手を伸ばした。

安室「ったく・・・お前が来るってことは酒だろうとは思ってたがな。あの件、ちゃんとやってんだろうな」

貴「当たり前でしょ。なめられちゃ困るわ」


Enterキーを押すとPCの画面に映し出される女性、PCの向きを反転させて透に見せると情報を口頭で言っていく。

貴「依頼主は加門初音、37。内容は、近々結婚する浮気性の彼氏の動向を監視してほしいとのこと」

安室「その対象者は?」


カチッとEnterキーを押すと男性の顔と情報が映し出される。

貴「伴場頼太、37。彼が毛利小五郎と繋がっている人間、高校時代の同級生よ」

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コズエ(プロフ) - β.Aさん» コメントありがとうございます!応援ありがとうございます、頑張ります! (2016年8月24日 14時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
β.A(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください(*´∀`) (2016年8月24日 9時) (レス) id: db04ec0444 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - コナン君にバレた!? (2016年7月3日 21時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - コズエさん» 此方こそスミマセン。 (2016年7月3日 21時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - かなとさん» すみません。基本、リクエストは取らないようにしているのでリクエストとしては受け取れないんです。ですが参考にはさせて頂きます!お話の流れでそういうシーンを書くかもしれませんので、楽しんで読んで頂ければと思います!本当にすみません! (2016年7月3日 20時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年5月21日 18時

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