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VOLUME 25 ページ27

バイクがポルシェの隣に止まるとヘルメットのシールドを開けてベルモットが姿を現した。

ジン「ベルモット・・・」

私の言っていた証人、バーボンを赤井に変装させている張本人だ。こうなる可能性がある事を知らないわけが無い。

私が、先程 送ったメールはこうだ。


''バーボンの例の調査について、ジンに至急 説明求む。
場所は米花百貨店''

これだけ送れば、赤井に扮したバーボンが組織に知られてジンから命を狙われている・・・と伝わるだろ。


ベルモットはジンに顔を近づけるとヒソヒソと話し出す。

ジン「あの方の許しは・・・受けているのか?」

ベルモット「ええ・・・ボスは慎重居士・・・。
石橋を叩き過ぎて壊しちゃうタイプだから・・・」



2人が話している間にも、ジンの携帯から痺れを切らしたキャンティの声が漏れだしている。

キャンティ『何してんのさ!殺るの?殺らないの!? どっちなんだい!?』


車から客に交じったバーボンを見ていると表情が変わって顔を斜め上に向けた。

その様子に眉をひそめるとハッとある事に気づいた。

貴「・・・まさか」


バーボン、あなた・・・・。


盛大にため息を吐きそうになるのをグッと堪えているとキャンティの声が聞こえる。

キャンティ『見た・・・・アイツこっちを見やがった!』


ウォッカ「あ、兄貴・・・妙ですぜ。
客連中が百貨店の中に慌てて戻ってやがる」

ウォッカの言う通り、客が慌てて百貨店に引き返していくと人の流れが一気に変わりバーボンの姿も見失ってしまった。


心の中で安堵の息を溢すと足と腕を組んでミラー越しにジンと目を合わせた。

貴「これ以上の長居は無用。時間が経てばキャンティのライフルにも気付かれる。・・・それに、私の疑いは晴れたんじゃなくて?」



ジンはキールに向けていた銃を懐に仕舞うと携帯を耳につけた。

ジン「長居は無用だ、キャンティ・・・。
引き上げるぞ、コルンにもそう伝えろ」


携帯からはキャンティの不満そうな声が聞こえていたが、ジンが携帯を切るとキャンティの声は途切れた。


ジン「フン、独断専行か・・・。
相変わらず気にくわねぇ野郎達だぜ」

・・・達ってことは、私もそれに入ってるのね。



キール「え?誰の事?」

ジン「・・・お前の言う通り。小説の中だけにして欲しいもんだぜ・・・シャーロック・ホームズのような探偵はな」

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コズエ(プロフ) - β.Aさん» コメントありがとうございます!応援ありがとうございます、頑張ります! (2016年8月24日 14時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
β.A(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください(*´∀`) (2016年8月24日 9時) (レス) id: db04ec0444 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - コナン君にバレた!? (2016年7月3日 21時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - コズエさん» 此方こそスミマセン。 (2016年7月3日 21時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - かなとさん» すみません。基本、リクエストは取らないようにしているのでリクエストとしては受け取れないんです。ですが参考にはさせて頂きます!お話の流れでそういうシーンを書くかもしれませんので、楽しんで読んで頂ければと思います!本当にすみません! (2016年7月3日 20時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年5月21日 18時

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