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Aside


当麻の病室に入った。


脇のテニスボールは、常人の遥か上のパワーがあったからもしかしたら死んでいたかもしれない。


そして、今彼女は意識がない。


「当麻。。。」


いつか、私は彼女や瀬文を裏切る事になる。


「私は貴女のスペックが良かった。」


こんな化物みたいな能力いらない。


でも、もしあるとしたら死者との人望で繋がっているあなたのスペックがよかった。


「それに、、、オリジナルなんて羨ましい。」


まぁ、こんな事を言ってももうどうにも出来ないのだけど。


「本当はあんまり使いたくないんだけど。。。」


全身を視て悪いところに手をかざした。


目を見開くと、


当「ここは。。。何処っすか?」


と当麻が意識を取り戻した。


「病院です。ナースコール呼びます。」


当「待ってください。私、何故か全然元気なんでお喋りしませんか?」


「。。。分かりました。」


当「山口はなんのスペックを持ってるんすか?」


「。。。というと?」


当「いや、私山口には、スペックあると思うんすよね〜。」


「なんでですか?」


当「なんか、スペックホルダーには、スペックホルダーの影があるんすよね。」


「さすが、頭がいいだけありますね。正解です。私、スペックホルダーですよ。」


当「なんのスペックを「貴方も持っているでしょう?」」


「死者を召喚するスペックを。」


驚いた顔をしている。何故私が知っているのという顔を。


「私ね、昔貴方に助けてもらったことがあるんですよ。」


二年前、まだ当麻のスペックが使える頃。私はアメリカのスペックホルダーの組織に捕まったことがある。その時の担当刑事が当麻で、、、


その時に左手を使って助けてもらった。


まぁ、自分の力で全然なんとかなったんだけど。。。


その時に見た死者の顔が生き生きとしていて、進んで当麻に力を貸している感じがした。


そこからだ。彼女のスペックが羨ましいと思うようになったのは。もしら持つのだったら当麻のスペックがよかった。


当「山口。死者のスペックの事、だれにもいわないでください。」


「じゃあ、私も、私がスペックホルダーだということを誰にも言わないでください。」


では、と言って席を立った私を当麻は複雑な目で見ていた。

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むくろ(プロフ) - いつでも続き待ってます (2021年12月14日 17時) (レス) @page13 id: 174613f474 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - すごく面白いです!楽しみにしています! (2021年4月20日 18時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - オリジナルのタグついたままですよ! (2021年4月20日 18時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐっさん | 作成日時:2017年2月22日 13時

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