今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:15,567 hit
小｜中｜大
05 ページ5
.
｢俺さ、あいつがいなくなってから心にぽっかり穴が空いた気がしたんだよな。｣
ぽつり、話し始めた。
｢なーんにもやる気が起きねーし、なーんも考えられなかった。
でも、今お前に怒られてからあー、俺って馬鹿だったんだなって改めて思い知らされた。｣
ふわりと、優しい笑みをこちらに向けた。
やめて、今更そんな顔しないで。
捨てたはずの恋心が、また戻ってきてしまうかもしれないから。
｢グラジオラスの花言葉って知ってるか？
ピンクのグラジオラスってまさにあいつを表してるようでさ。迷わずこれに決めたよなぁ。｣
今、彼が考えているのは私ではないことは明確。
少しでも、彼の心にいたかった、なんていうのはただの私のワガママ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
設定タグ：探偵チームKZ事件ノート , 若武和臣
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
