【鬼滅の刃】炭治郎達は幼女を連れている

56和 怒 ページ10

「いいか、刀は危ないんだ！一歩間違えたら怪我をしてしまうんだ！」

『ごめんなしゃい……』ﾋｯｸ


しゃっくりをしながら涙をポロポロ流して炭治郎に怒られているA


「(うっわぁ……こわ、炭治郎こわ！！Aちゃん泣いてるじゃん！！)」


伊之助はゴロンと布団に転がり鼻ちょうちんを膨らませて寝ていた


善逸は炭治郎とAを禰豆子のそばで見ながら引いている


「なぁ、炭治郎もうそのぐらいでいいんじゃないか？反省してるし……ね？」

善逸が怒っている炭治郎をなだめると炭治郎はふぅ、とため息をはいた


「ごめんな、A、もうしちゃダメだからな？」

『うんっ……ごめんなしゃい、ﾋｯｸ』


「目を擦っちゃだーめ」

先程とは違い優しい顔つきになるとAの前に座り優しく撫でた


「もう寝ようか」

「そうだね」


灯りを吹き消し善逸は先に寝てしまった

Aは炭治郎の布団の中でﾋｯｸとしゃっくりをしながらまだ泣いていた＿＿


「ごめんな、強く怒鳴ってしまって、もうおやすみ」


『うん……』

炭治郎が背中をポンポンとしてくれたのが落ち着いたのかそのうち寝息をたてて寝ていた


「後で畳切っちゃったこと……あやまらない……とな」

眠気が襲ってきた炭治郎もそのまま眠りについた＿＿＿

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