55和 しゃきーん! ページ9
その後草蔭は次の子を探しに行くと言って去っていった
「炭治郎、よかったのか?」
「なにがだ?」
一緒に見送りにきた善逸が手を振っている炭治郎に話しかけた
炭治郎は小首を傾げた
「Aちゃんを、里に……その預けなくて、会えなくなるわけじゃないんだろ?」
「……そうだな、これから危険な目に合わせるかもしれない、でも俺が命をかけて守るよ、そう誓ったから__それに、俺はAと離れるとAのことばっかり考えて身に力が入んないらしい」
そう言ってにっこり笑った炭治郎
「そっか、炭治郎がそれでいいならいっか」
そう言って2人で笑っていた___
_______
『ねじゅこ!だっこ!』
「フガ」
夜、禰豆子に抱っこされているAは禰豆子に甘えていた
「なにこれなにこれ眼福なんだけど、え、二人とも可愛い、え……好き」
「気持ち悪いなもんいつ」
「善逸だよ!!!気持ち悪くて悪かったな!というかお前!いい加減にしろよな!兎なんて取ってくんなよ!どっからとってくんだ!」
「山からだ!」
「そうかい!!!とってくんな!」
「まぁまぁ、善逸、伊之助、お風呂はいってないだろ?入ってきたらどうだ?」
「炭治郎達は入らないのか?」
「あぁ、俺はさっきAと入ってきたよ」
「そっか、じゃー入ってこようかな、おい!伊之助!行くぞ!!」
「あ?何がだ!勝負か!」
「違うわ!」
そう言って2人は風呂へと向かっていった
『みてみてたんじろ!たんじろ!』
炭治郎が3人分の布団を押し入れから出しているとAが呼びかけた
「んー?どうしたんだ?」
Aに目を向ける炭治郎
『しゃっきーん!』
Aは炭治郎の刀を鞘から取り出し抜いていた
『うんみぅ、おもぃ』
ザンッと落とした勢いで畳に切れ目が入った
「A!!!!何やってるんだ!!」
_______'
「えっと……?」
善逸と伊之助が部屋に戻ってきた
体からは湯気がたっていて、お風呂に入ってきたことが分かる。
襖を開けると泣いて正座しているAと顔を真っ赤にして怒っている炭治郎
「どうしたんだよ炭治郎」
「実は俺の刀を抜いて遊んでいたみたいで……」
「えっ、」
「怪我はないみたいなんだが、」
「それで怒ってたのか……」
『ぜんいちゅ……!』
ばっと駆け出して善逸の後ろに隠れるA
「まだ話は終わってないぞ」ニコッ
「ちょ、炭治郎笑顔で来ないで!目が笑ってないんですけど!」
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麗(プロフ) - 43ページ 名前変換出来てないところありますがわざとなのでしょうか? (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 同じく34ページ 希血 ではなく 稀血 ではないでしょうか? (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 34ページ 塁 ではなく 累 です。 (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - 凄いいい話ー!累死んじゃってるけどほんと可哀想だよね…過去…_(:3」z)_ (2020年2月20日 17時) (レス) id: 4b674ab2ae (このIDを非表示/違反報告)
pikachulove(プロフ) - 創作では幸せに…ということで救済してほしいです! (2020年2月11日 17時) (レス) id: 0d02ad4b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れーむん | 作成日時:2019年10月12日 9時