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「朝までコースの愚痴聞きコースの加えて俺への愚痴込みコース」
「なんか……スイマセン」
「同情するならカネをくれー課金費用にするからー」
あん時さ
俺との絡みが多かったから、それ込みだよ
視線は感じてたけどさ
それ、翔ちゃんにだと思ってたのさ
まさかの隣にいた俺への殺気もバンバンだったわけー
いやいや大袈裟じゃないよ？俺へのは殺気だよ殺気
ただでさえイライラしてたところへ、俺、だもんね
「でもさ。Jの言う事も分かるわけですよ」
「………お前もかよ」
「そりゃそーよ。いくら大変だからってね」
このオニイサン、まぁ最近バタバタしてたかんね
ほら、このイケキャス。色々変わったっしょ？
それもあって慌ただしいのよ
早く帰るのもそれ関係の事も多いわけ
勉強熱心大いに結構
だってそれが翔ちゃんだもん
真面目で不器用で責任感強くて……ってさ
Jも忙しかったよ？
ドラマ撮影で遠方行ってましたし
俺達より更に根詰めてライブ関係やってますし
それはちゃーんとJも分かってるわけ
自分が無理しすぎて翔ちゃんに心配かけちゃう事も多いからね
それについて長年言われ続けてるから、昔よりも自覚もしてる
んでも、このオニイサンはさー
「心配させてあげなさいよ。世話焼かせてやんなさいよ」
「……だって…」
「甘える事、いい加減覚えなさいよ。Jの事、しっかり甘やかせてあげてんのに」
Jも大概頑固で甘えベタよ？
なのにこのオニイサン、そんなあの人の事上手く甘やかせるのよ
ほんと、そういうの上手いんだから
自分以外には飴と鞭出来てんのに、自分には鞭ばっか
しかも？あの後まともに連絡取って無いみたいじゃないのよ
俺、それについても捕まったんだからね
食費二度浮いたけどそれについて得した気、全然しないかんね？
なんの拷問よ
「何年恋人やってんのアンタら。痴話喧嘩は本人同士でやんなさい」
「痴話喧嘩って……」
「こっちからしたらそうなの。って事で、あとは本人同士で話つけなさい」
「……はい」
「よろしい」
さて、と
「んじゃ俺、ちょいトイレ行ってくるかんね」
「……イッテラッシャイ」
「一応だけどJにも説教しといたから」
「……アリガトウゴザイマス」
「とりあえずでいいから。俺が戻ってくるまでに少しは話しときなさい」
「……オテスウカケマス」
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 8時
