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そう残して楽屋から出ると
ほら、やっぱいたわ
「……悪い」
「ほんと、アンタらは…」
はぁ、と一つ溜め息
俺が翔ちゃんに説教し始めた頃に来てたの分かってたんだから
ま。あの中に入ってくる事、出来ないだろうけどさ
「不審者扱い、されたんじゃね？」
「……ちょい何人かの目が痛かった」
「でしょうね」
自分とこの楽屋前で聞き耳たててんだからさ
翔ちゃんも珍しく気付いてたみたいだけどさ
だから俺が楽屋から出た意味、分かったんだから
「んじゃ、頑張んなさい」
とりあえずこの時間なら大野さんと相葉さんもまだ来ないだろうし
今日の夜の時間でももぎ取りなさいよね
さーてどこで時間潰そうかなー
と思いながら歩きだそうとしたら
「ニノ」
「ん？」
「毎回、悪い」
「なら、今度は愚痴なしのメシ、連れてってー」
俺が歩き出すのと、潤くんが楽屋に入ったのは同時
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 8時
