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荷物置きながらポットの方へ行って
「その前にコーヒーいる人ー。…ほい全員ね」
素早くコーヒーを入れて
「お盆はどこだーあったー」と、カップを5つ置いて
歩きだそうとするから
「お？」
「危なっかしいからさ、そのまま3人の方に持ってって」
ソファ側にいる3人分のを残して
カップ2つを盆から取り上げる
テーブルの方に俺と翔さんの分を持って行くと
「あんがとーやさ潤」
「それ止めてよ」
「ふはは」
それでもまだ慎重に運んでいくのを
内心ハラハラしながら見てたら
「これこれ」
「ん？兄さん、そんなにコーヒー待ち遠しかったの？」
「翔くんからのコーヒーはいつでも待ち遠しいよー」
「何の口説き文句だソレ」
「俺も待ち遠しいよ！」
「俺もだよッ」
「何？この会話」
全くだ
リーダーにツッコミ入れてたニノまで
何で相葉くんに続いて言ってんだよ
席に座ってコーヒー啜りながら「んで何？」と
『口説き文句』という単語に頓着しないこの人に
小さく溜息が出る
「なんかね、リーダーの夢に俺らが出たんだって」
「それをなかなか言わなかったのよ、この人」
「だってさー、変？でも無いかな。知ったら翔くんのツッコミ入りそうだったから」
「人の夢にんな事しないわ。てかどんな夢よ、ソレ」
笑いながらまたコーヒーを啜る翔さん
相葉くんにまた聞かれているのを見ながら
俺もコーヒーに口をつける
「翔くんが母ちゃんで、松潤が父ちゃんだった」
「「ぶほっ！」」
「ちょ、何よアンタら」
「「いや……」」
「へー。俺らは？2人の子供？」
「そんな感じー」
2人して思わず吹いてしまって、ゲホゲホ言っていると
「子供かよ」と言いながらニノがコッチに来て
ティッシュ差し出した。……翔さんだけに
「ほら翔ちゃん」
「あー…あんがと」
「……おい、ニノ」
「Jは目の前にあるでしょ、箱」
確かにあるがな
テーブルのほぼ中央だわ！若干俺寄りだが！
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 8時
