喫茶店での会話【NS or SN】 ページ37
*
ランチタイム最後の常連さんを見送って
外に出ている【本日のランチメニュー】の看板を店の中に
扉に【休憩中】の札をぶら下げて、っと
中に戻ると
まだ本日のランチだった生姜焼き定食の匂いが満ちていて
今まで必死に我慢してた腹の虫が盛大に鳴った
「はらへった……」
フラフラとカウンターに突っ伏すと、耳元でコトンと音
それが水だと分かる
顔を上げる体力も無いから
そのままの体勢で「あんがとー」と返すと、
くすくすと笑い声
「もうちょい待ってて」
「ん。メシ……大盛りで……」
「また太るよ」
「生姜焼きに白米必須……それで太るなら本望……」
「けど残念。その白米、茶碗2膳分で最後だよ」
「なんだと！！？」
ガバッと顔を上げると
目の前の人物は「ほんと」と、
またくすくす笑いながら奥に引っ込んで
本日のランチメニューを持ってきた
俺の目の前に盆を置いて、自分はカウンターの中で
こうやって向かい合わせでの昼飯は俺達の当たり前
「マジだッ…！しかも少ないだろッ……」
「そんだけ売れたって事なんだからいいじゃんよ」
「その代わりサラダが倍なんですけど！！？」
「野菜取りなよ、太るよ」
「体質なんだから仕方ねーだろ！あとお前のメシが美味いのも原因だろ！」
「キレてんのにサラッと褒めてるよね。ま、不味かったら大問題でしょ」
俺の言葉を完全に流してマイペースに食ってやがる
このスルースキル、昔は持ってなかったってのに…
いつからこんなになったよコイツ
とにかく腹減りすぎてしんどいから
俺も食わねば
「いただきます……って……またしても消えたドレッシング……」
「マヨもあげないよ」
「ちょっとだけ……」
「ダメ」
……こんのヤロウ
ん？何もかかっていないサラダ…
つまりは野菜。The！野菜！野菜オンリー！
「…………………」
「ま、いいけどね」
生姜焼きが乗ってる皿にサラダをバサッと
っし！これでいつもより野菜多めの生姜焼きだ！
あとは白飯の量との配分を考えればいい
あ、味噌汁の事も考えねば
「んー……本日もよき味付け」
「あんがと。ちなみに明日はハンバーグの予定」
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櫻華(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます。続きは私自身のペース配分になってしまいますので、御容赦ください。 (2018年9月6日 0時) (
レス) id: 643a141105 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします待ってます (2018年9月6日 0時) (レス) id: 8447f08366 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 蒼星さん» 蒼星さん、ありがとうございます！楽しみにして下さり、とても嬉しいです。この様に感想を頂けれるととても嬉しく励みなります。是非お気に入りの子達を見つけて、楽しんで下さい。応援、本当にありがとうございます^^* (2018年9月5日 14時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
蒼星(プロフ) - 新章開設ありがとうございます！いつも楽しく拝読しております。更新通知がくると嬉しくてニヤニヤしながら開けてます。これからもずっと応援しています。 (2018年9月5日 10時) (レス) id: c0123debb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年9月5日 9時
