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じゅうご ページ15

近藤「良いか! 今回の特別警戒の目的はーーー」


わぁー!

ほんとに来ちゃったよおーー!!



すごい、みんな真っ黒だ!


たまに街で見かけるけど、こうして並んでるのをみると、迫力が違う。



なんて考えていると突然、隊士さんたちがこちらへ走ってくる。




「「「「本物のお通ちゃん/Aちゃんだー!!」」」」


『へ? ちょっと、お姉ちゃん…!?』




一メートルもない距離に来ても、止まる気配がしない隊士さんたち。


少し走って逃げるけれど、さすがは鍛え抜かれた隊士さんで、すぐに追いつかれてしまう。




ーーひ、()かれる…っ!!




ぎゅっと目を瞑り、衝撃が来るのを待つ。



けれど、痛みのかわりに、何か温かいものに包まれた感覚。


ゆっくりと目を開く。




『ま、誠ちゃん…?』




私がそう言えば、すたこらと林の方へ戻っていってしまった。


お姉ちゃんの方を見れば、どうやら局長こと近藤さんが守ってくれたらしい。




「大丈夫ですかィ?」


「すまねえな、ろくでもねぇ奴らばっかで」



栗色の髪の男性と黒髪の男性。

二人とも、とても顔が整ってらっしゃる。


えっと、確かお名前は…



『ひ、土方さんと、沖田さん…で、すよね?』




相変わらず途切れ途切れで声がひっくり返ってしまう。


やはり、初対面の人と話すのは苦手だ…。




総悟「ありゃ、お姉さんに比べてこっちは随分と弱気ですねィ」


土方「こらっ、総悟てめー失礼だぞ!」



賑やかな二人を見て、少し口角が上がる。



総悟「にしても、すっかり士気があがっちまって」


土方「士気が上がってんじゃねーよ、舞い上がってんだよ」



お姉ちゃんの方へ歩いて行く二人に、私もついていく。

そしてお姉ちゃんの横に並べば、沖田さんからスケジュールを渡される。



土方「まあ、あんたらは何もしないで笑って立っててくれりゃ良いから、気楽に…お通「あのー、私やるからには半端な仕事は嫌なの」


お通「どんな仕事でも、全力で取り組めって、父ちゃんに言われてるんだ」




お姉ちゃん…。



お通「たとえ一日でも、局長の勤めを立派に果たそうと思って、真選組のイメージ改善のために何ができるか色々考えてきたんだ」


土方「いや良いって…」


お通「ちょっとー! あなたたち、いい加減にしてよ!」

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りをめ - 神作すぎます!!めっちゃ好きです!!応援してます!! (10月25日 2時) (レス) @page16 id: 87ace5bfb7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるてぃめっと侍 | 作成日時:2023年9月7日 18時

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