検索窓
今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:7,750 hit

episode52 ページ7

赤司side


その時の御影さんは、昼間のおちゃらけた様子とは違って、とても泣きそうだった。

A…君はなにを隠してるんだ?

なにを独りで抱えてるんだ?



数日前に、Aたちが普通の人間じゃないことを聞いて驚きはしたが、正直そんなに重くは考えていなかった。

特殊な能力を持っていて、その力で何かを守ってる。それくらいなものだと思った。

俺達が中途半端な気持ちで向き合ってる、Aたちは、

そんな簡単なものじゃない。


そう思ったら、なぜかAの存在がとても遠くに感じた。

それと同時に、俺達のそばにいることが当たり前じゃなくなる日がくるのではないか

そんなことが頭をよぎった。



なぁ、A


俺達にできることは、何も無いのか?



宴会の中楽しそうに笑うAの小さな背中を見て


はじめて、『守りたい 』と思った。




守るよ、

俺になにができるかわからないけど


君を好きだと言う気持ちは

確かなものだから。


どうかお願い、Aも、限も、閃も

俺達の前から消えないでくれ。

episode53→←episode50



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 結界師 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はっしん(プロフ) - 続編、おめでとうございます!更新、待ってます(*≧∀≦*) (2016年1月28日 21時) (レス) id: c7aca19430 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はるひょ | 作成日時:2016年1月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。