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ステージ側のドアの近くに置いてあるメディカルバッグを手に取り
{パッ}
ドアの外を指差した
おそらく、中だと危ないから外に行こうって意味だろう。
「…ありがとうございます」
ドアの外の段差に腰を掛け、足を彼女に向けると彼女は立ち上がってすぐ近くの水道へ行き、アイスパックに水を入れ始めた。
黙々と働く後ろ姿は、
障害なんて全く感じさせなかった。
ホントに努力しているんだな
その姿がとても美しくて
僕は俯いた
[大丈夫?]
作業が終わって戻ってきたのか、そう書かれたメモが僕の目の前に差し出された
「…はい、大丈夫です」
彼女の目をしっかり見て言うと、ニコッと笑ってアイスパックを腫れた足首に当てた
沈黙が流れる
[じゃあ、戻るから何かあったら呼んでね]
「…((コクン」
頷くと、腰を上げて中に戻ろうとした
____待って
パシッ
気がついたら、今度は僕が彼女の手を掴んでいた
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ウピル - 耳だけじゃないんですか?声も…。 (2016年6月24日 21時) (レス) id: 10857b2451 (このIDを非表示/違反報告)
はるひょ(プロフ) - 色城さん» コメントありがとうございます!実は前にもご指摘頂いたのですが、実は貴方は声であってるんです。勘違いさせてしまってすみません^^;わざわざありがとうございました! (2016年6月7日 14時) (レス) id: cc1b229926 (このIDを非表示/違反報告)
色城(プロフ) - タイトルが気になったのでコメント失礼します。貴方の声と言うタイトルにしたいならyour voice が正解です。you're voice だと 貴方は声と言う意味になると思います。 (2016年6月7日 12時) (レス) id: eb327b469a (このIDを非表示/違反報告)
簡単パズル - 続きを楽しみにしています!この作品、とても素敵です! (2016年6月6日 21時) (レス) id: 14186ff560 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - 続きを早くお願いします!!! (2016年6月3日 7時) (レス) id: 2e3a7649d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるひょ | 作成日時:2016年5月28日 15時