【あくねこ】担当執事の彼にしてみた【2】

（地下の執事） ページ4

▶ラト

「うーん。秘密にする理由を伺っても？」

心底理解できないとばかり首を傾げる。
いくらあなたが理由を説明しても彼は首を縦には振ってくれません。
納得するどころか、彼の表情は徐々に曇り冷めた目であなたを抱き寄せる。
少しの沈黙の後に…。

「主様を欲しがる執事がいたとき、私の◯◯様だと言えないのは嫌です。あなたは違うのですか？」


▶フルーレ

「おっ！おはようございましゅっ……噛んでません！！」

あなたを前にすると意識してしまい顔が赤くなったり、上手く離せなくなってしまう。
周りからは「主様に恋してるのか…」と思われ応援されてしまう…。
それが嫌で二人きりになれば手を握ったり、頬にキスをして彼なりに勇気を出しています。
まだハグは恥ずかしいようですが…。

「主様もっ、もう少し、俺を意識してくれたっていいじゃないですか…！」


▶ミヤジ

「ああ、主様が楽しそうで何よりだよ。だが、あまり私に嫉妬させないでくれ」

言い終わる前に後ろからあなたを抱きしめる。
彼は自分がするとは思わなかった嫉妬という感情を痛いほど味わっています。
あなたを独占したいけど、自分にはそんな権利がないと思ったり、だけどどうしても他の執事にばかり構うのは嫌なんです。
スキンシップが多くなったらヤンデレ一歩手前ですのでご用心…。

「…これでは主様を困らせてしまうね。私には◯◯さんより大切なものがないことだけは、知っていてほしい」

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