【wrwrd!】人間だったって魔ジ？【４】

第４２話　破顔殺法しーましょ ページ13

とある昼休み

〜ｉｒside 〜
ｋｒｒ「入間ち入間ち！《破顔殺法》しよー！」

ｉｒ「？！殺…？！殺 し合い…？！」

ｋｒｒ「え？破顔殺法知らないの入間ち。」

ａｓ「入間様は理事長の御令孫なのだから世俗の遊びには疎いと言っただろう！私からご説明しましょう。」

破顔殺法とは、かつて獄中にて全身を拘束された死刑囚たちがなおも戦いを求めた末に編み出された決闘法。己の表情のみで互いを威嚇し合い先に相手を怯ませた方が勝者となる。

聞いた感じだと恐ろしすぎるんだけど…

ａｓ「これが時代を経て民間に伝わり…今日では《おかしな表情で先に相手を笑わせた方が勝ち！》…というルールのゲームとなっています！」

アッ、にらめっこだこれ！！

ｋｒｒ「私とアズアズでお手本見せるから見ててね入間ち！笑ったら負っけよ〜♪魔っぷっ…ぷ！勝った！！のになんか負けた気がする！！」

どちらかと言うと嘲笑だね…あれは…

ｋｒｒ「お次は〜入間ちVSアズアズ！！」

ｉｒ「よっよろしくアズ君！！」

ａｓ「なにっ…入間様と一騎打ち？！(これは手を抜くわけにはいくまい！)本気でいかせていただきますッ魔っぷ…」

ｉｒ＆ａｓ「ぷ！」

すると急にアズ君が膝から崩れ落ち泣き出した。

ｉｒ「ええーーーッ？！どうしたの？！」

ａｓ「今までに見たことのない入間様の表情…新たな一面…！すばらしいッ…！」

ａｓ「よっ弱すぎるよアズ君！！」

ｓｈｒ「イルマ軍は相変わらず仲良いね〜」

ｊａｓ「破顔殺法であんな盛り上がれる奴なかなかいないよな。」

ｅｒ「フフッなんだか微笑ましいわね♪」

〜Aside 〜
ｓｈａ「大先生大先生《破顔殺法》しよーぜ〜」

ｕｔ「？！は？誰がやんねんいい年して。」

ｓｈａ「なんや負けるのが怖いんか。」

『すぐ挑発する…』

ｚｍ「えーーとなんやったっけ破顔殺法て。」

ｔｎ「アレやアレ変顔して相手笑かしたら勝ちってやつ。」

ｚｍ「あーー！はいはいアレね！昔やったわ。」

ｓｈａ「せやぞ、由緒正しき悪魔の決闘法やぞ。」

ｕｔ「な〜にが悪魔の決闘じゃい。変顔なんかして女にドン引かれたらそれこそ淫魔の名折れやろが！」

『アンタ普段もっと酷いドン引かれることやっとるやん。』

ｓｈａ「ホラいくぞ大先生。」

ｕｔ「やらん！絶対やらへん！！」

ｓｈａ「笑ったら負っけよ〜♪魔っぷっ…ぷ！！」

え？結果？シャオちゃんの瞬殺負け。

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