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【嘘で塗り固められた嘘の様な世界のお話】 ページ38

*


いつも通りの朝だった。



「おはようございます、火神君」


「どわっ!? …ああ、何だ、オメェかよ。はよ、黒子」


いつも通り火神君を驚かして、いつも通り朝練に励み、いつも通り教室へ向かう。

いつも通り。
変わっていることは無い。


「…そういやさ、ずっと思ってたんだけど、」


火神君が眠そうにくわ、と欠伸をしてから口を開く。



「お前の隣の席、なんで誰もいねぇのに机あんのかな」



いつもと違うことは、宮本Aという存在が消えていたこと。

誰も彼女を覚えていない。


「…さぁ、知りませんよ」




この世界は、あのおぞましい終わりの世界よりも、醜くて、汚い。


多分、明日も。

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黒子の葉っぱさん。(プロフ) - エンドさん» コメント有り難うございます。幻想的、ですか…。そういったものを意識していたので伝わっていたら幸いです。 はい、更新頑張ります(笑) (2016年4月29日 18時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
エンド - 幻想的な世界観に引き込まれました。夢主が帝光中に行ってしまいましたが、一体どうなるのでしょうか…。続きが楽しみです。更新頑張ってください。 (2016年4月29日 12時) (レス) id: 21f9618b4e (このIDを非表示/違反報告)
黒子の葉っぱさん。(プロフ) - リアンさん» 有り難うございます。私も個人的に好きなんですよね、人外と人間の恋愛。好き嫌いが別れると思うので不安でしたが…。まだまだ山場は遠そうですが頑張ります(笑) (2016年3月25日 22時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
リアン - 前作読ませて頂きました。今回も面白かったです!こういうお話が大好物なので(笑)更新頑張って下さい! (2016年3月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d346a5b55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒子の葉っぱさん。 | 作成日時:2016年3月21日 12時

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