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*
警察は呼ばなかった。
どうせ死んでいる母さんが腐敗したらすぐ見つかるだろうし、
私は、もうここからいなくなるから。
私の体は、化け物になっていたのだ。
「キミの目的は何?」
『Aを助けること』
「それじゃあ、
キミの存在意義は?」
そう問い掛けてきた創造主の顔が美しくて、少し恐怖を覚える。
『…Aであること』
灰羽の長い黒髪が、ゆっくり銀色に染まっていった。
「…ふぅん、
キミのことは好きだよ、」
*
後から知ったことなのだが、
私の父親の飲酒運転の被害にあった夫婦の娘というのは、宮本Aだった。
私が彼女に拘っていたのは、多分、そういうことだ。
けど、ごめん、ごめんなさい、
A_創造主には、逆らえないんだ。
『本当に、ごめん』
◆Another story◆【ハイバの場合】_fin.
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黒子の葉っぱさん。(プロフ) - エンドさん» コメント有り難うございます。幻想的、ですか…。そういったものを意識していたので伝わっていたら幸いです。 はい、更新頑張ります(笑) (2016年4月29日 18時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
エンド - 幻想的な世界観に引き込まれました。夢主が帝光中に行ってしまいましたが、一体どうなるのでしょうか…。続きが楽しみです。更新頑張ってください。 (2016年4月29日 12時) (レス) id: 21f9618b4e (このIDを非表示/違反報告)
黒子の葉っぱさん。(プロフ) - リアンさん» 有り難うございます。私も個人的に好きなんですよね、人外と人間の恋愛。好き嫌いが別れると思うので不安でしたが…。まだまだ山場は遠そうですが頑張ります(笑) (2016年3月25日 22時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
リアン - 前作読ませて頂きました。今回も面白かったです!こういうお話が大好物なので(笑)更新頑張って下さい! (2016年3月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d346a5b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒子の葉っぱさん。 | 作成日時:2016年3月21日 12時