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帝光中学校での生活は、私が通っていた中学校とは何ら変わりもなかった。
ただ一つ違ったのは、家に帰れば家族が迎えてくれて、温かいご飯が用意されていたこと。
それだけだったけど、私には慣れなかった。
「…あ、バスケ部」
どうやらここはバスケの強豪校だという。
体育館を覗いて、練習がハードなのを見れば納得した。
「……」
そういえば、黒子もバスケ部だったな。
*
ジャー、と、水音がした。
その音が気になって覗いてみると、どうやらそこは水道だったらしい。
頭から水を被った人の後ろ姿が見えた。
体育館の裏だから、バスケ部員だと思う。
「……」
思わずその人物をじっとみつめていた。
普通なら素通りしていたと思う。
ただ、その後ろ姿に、見覚えがあったことを除けば。
「くろ、こ?」
ああ、会いたかった。
もう、お腹が空いちゃったよ。
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黒子の葉っぱさん。(プロフ) - エンドさん» コメント有り難うございます。幻想的、ですか…。そういったものを意識していたので伝わっていたら幸いです。 はい、更新頑張ります(笑) (2016年4月29日 18時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
エンド - 幻想的な世界観に引き込まれました。夢主が帝光中に行ってしまいましたが、一体どうなるのでしょうか…。続きが楽しみです。更新頑張ってください。 (2016年4月29日 12時) (レス) id: 21f9618b4e (このIDを非表示/違反報告)
黒子の葉っぱさん。(プロフ) - リアンさん» 有り難うございます。私も個人的に好きなんですよね、人外と人間の恋愛。好き嫌いが別れると思うので不安でしたが…。まだまだ山場は遠そうですが頑張ります(笑) (2016年3月25日 22時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
リアン - 前作読ませて頂きました。今回も面白かったです!こういうお話が大好物なので(笑)更新頑張って下さい! (2016年3月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d346a5b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒子の葉っぱさん。 | 作成日時:2016年3月21日 12時