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好きな男がいる。





ソイツとは、高校に入ってから出会った。




席が隣で、たまに話す、ってくらいのクラスメートでしかない。





少なくとも、アイツにとっては。









「おはようございます、宮本さん。」


「っ!?……おはよ、」






教室に入って席に座ると、いつも話し掛けてきてくれるコイツは黒子テツヤ。




影が薄いから、声をかけられるまで気付かなかった。





そしてどうも素直ではない私は無愛想に返事をしてしまう。




チラリと黒子を横目で見る。




相変わらずすました顔して。


読んでいる本には紺色のブックカバーがついてて、派手なものを選ばないあたりがどうも黒子らしいというか。




…いや、何を言っているんだ私。大して黒子のこと知らんくせに。





毎日の楽しみが『黒子から挨拶を貰うこと』だなんて、自分でも呆れる。






「……はぁ」




憂鬱な気分だけど、私はまだ恵まれているんだろうな。




だって、黒子の隣の席に座れているんだから。



…___









__…誰かがニヤリと笑った。



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黒子の葉っぱさん。(プロフ) - エンドさん» コメント有り難うございます。幻想的、ですか…。そういったものを意識していたので伝わっていたら幸いです。 はい、更新頑張ります(笑) (2016年4月29日 18時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
エンド - 幻想的な世界観に引き込まれました。夢主が帝光中に行ってしまいましたが、一体どうなるのでしょうか…。続きが楽しみです。更新頑張ってください。 (2016年4月29日 12時) (レス) id: 21f9618b4e (このIDを非表示/違反報告)
黒子の葉っぱさん。(プロフ) - リアンさん» 有り難うございます。私も個人的に好きなんですよね、人外と人間の恋愛。好き嫌いが別れると思うので不安でしたが…。まだまだ山場は遠そうですが頑張ります(笑) (2016年3月25日 22時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
リアン - 前作読ませて頂きました。今回も面白かったです!こういうお話が大好物なので(笑)更新頑張って下さい! (2016年3月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d346a5b55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒子の葉っぱさん。 | 作成日時:2016年3月21日 12時

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