１０９ 狙われる ページ9
脱獄王の袖とぷう助の手網を引っ張り、雪に足を取られながらも走り出す
白「ちょ！どうしたんだ示柴？！」
『説明している暇はありませんｯ､すぐにここから立ち去りましょう！！』
あの光、太陽の反射で光っている双眼鏡だ。完全にこちらの存在に気づいていたｯ！
『見つかった...！！』
早い...逃げてまだ3日も経っていないのに
急いでぷう助に跨り、脱獄王の腕を掴んで後ろに乗せた
『しっかり捕まっててください脱獄王さん！飛ばしますよｯ､』
白「なんだっt、うぉ！」
手網を振って速度を上げると、脱獄王はよろけて落ちそうになるところで私にぎゅっとくっついた
白「な、何が起きてんだよ？！」
『脱獄王さん、貴方だけは絶対に顔を見られてはいけませんｯ。双眼鏡でこちらを見られていました。あれは多分...いや、絶対に軍の人です』
見ていた人物が第七師団じゃなくとも、どこかの師団の人だ。一般人が双眼鏡を持っていることなんて滅多にないから。値段高いしあれ
白「こっちだｯ､ここをまっすぐ行けば札幌を出られるはずだ！」
脱獄王はそう言って私の前に乗り出すように右を指した
わかった！と返事をし、右へ進路変更した途端
___ﾊﾟｧｰﾝ
『ッッッ！！』
右の二の腕あたりに猛烈な痛みを感じたと同時に、私はぷう助から落ちてしまった
白「あｯｯｯ、示柴！！」
脱獄王は手網を持ってぷう助をこちらの元へに誘導しようと引っ張るが、私は手を前に出してすぐ叫んだ
『私は大丈夫です！！！そのまま札幌を出てくださいｯ､必ずどこかで落ち合いましょう！』
白「っ...わ、わかった！まだ死ぬんじゃねぇぞ！！」
脱獄王は前を向き、ぷう助とともに森を駆けていった。脱獄王が少しでも遠くに逃げれるように...
『どう足止めしようか』
近くの茂みに素早く隠れ、背嚢の中から褌を取って撃たれた腕の怪我をキツく縛った
『...いない。もう山を降りていったのか。行動が早いヤツだ』
先程光っていた場所を見れば人影も何もない。ならばすぐ近くにいるかもしれない。息を殺し、弓を持って茂みの中から周りを見渡す
...後ろからなにか聞こえる...雪を踏むような、地を駆けるような...まさか、
『うぁ、！！』
？「フンｯ！」
自身の襟が急に引っ張られ、体が宙に浮いてしまった。体制を戻すために脚を思い切り振って地面に着地した
すぐ弓を持ち直すが、また銃声がしたと同時に弓を撃たれてしまった
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 見守るセミさん» 長くなってしまったお話ですがたくさん読んでいただいて、そしてコメントありがとうございますっっ。新しい話の更新までもうしばらくお待ちください。ﾝﾌﾌﾌﾌ (3月26日 0時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
見守るセミ - え待って尊い。1日で読んでしもた。あ、どうも名乗り遅れました、見守るセミです。腐も夢も大好物です。推しは、杉元ニシパ、尾形ニシパ、月島ニシパ、宇佐美ニシパでござんす。無理せず楽しんで作成して下さい、更新お待ちしております。ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ (3月25日 23時) (レス) @page24 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - まめさん» コメントありがとうございますっっ。気に入って頂けてすごく嬉しいです！ (3月24日 23時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってます！ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 一気読みしたものです。マジで設定が好きすぎる＼(^o^)／ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2024年1月3日 0時
