１０６ 街 ページ6
必要な所持品が不足しているので、物の調達のために小樽のお隣さんの札幌へやってきた
『今朝取ってきたうさぎの毛皮を売りましょう。罠だから傷も少ないですし、買い取ってくれるはずです』
白「おっ、早速金が手に入るのか」
脱獄王はウキウキとしながら目の前にある街へ入ろうとしていたので、後ろ襟をひっぱって止めた
白「う゛っ、な、なんだよ急に！」
『あなた一応有名なんですから顔くらい隠して行きましょう』
脱獄王は確かに、と呟き、身につけている羽織りを頭の上まで被った
『...逆に目立つというか、うーん』
どうしようか...あっ
『ふんどし被ってはどうです？私ので良ければ、新品あるんで』
白「はっ？！ふん...？！！」
脱獄王は首を思い切り横に振った。新品でも嫌だったか
どうにか説得していると折れてくれたようで、褌を被ってくれることになった
『私の場合は...軍服の肩の数字は毛皮で隠れているし、帽子を深く被ればいいか』
2人で一緒に街へ入ると、軍の人が多く街を歩いている。肩の数字を見る限り、第七師団のものではないことにホッと胸を撫で下ろす
しかし隣には大きい馬が歩いている。珍しい大きさなので、案の定ぷう助は街の人々の視線の的になっていた
白「こんなんでバレないのか...？」ｺｿｯ
『顔さえ見せなければ大丈夫ですよ。...このお店なら買い取ってくれるはず』
扉を開けると鈴の音がなり、店の奥から店主らしき人物が顔を見せた
店主「らっしゃい。どんな要件で？」
『毛皮を買い取って欲しいんです』
背嚢から肉の破片を綺麗に取ったうさぎの皮をみせる。店主は目を凝らしてよく観察していた
奥の部屋に入っていったと思ったら、小さい布袋を持ってすぐにまた出てきた
店主「一円分だ。札がないから小銭でだ、すまないな」
『いえ！細かい方が使いやすいので。ありがとうございます』
お金を受け取って店から出ると、3人の男がぷう助の周りを取り囲んでいた
軍1「でっけぇなこの馬。持ち主にちょいと乗せて貰えねぇか頼んでみようぜ」
軍2「やめとけ。こんな馬連れてるくらいだから屈強な男かもしれん。あまり近づかない方がいい」
軍3「興味ありますね...一体誰が主人なんでしょう」
やばいと思い、反射的に脱獄王を自分の後ろへやった
『私の馬に何か用ですか』
3人がこちらを見た途端、ポカンと目を丸めた。なんだよ、予想してた強そうな男じゃなくて悪かったな
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 見守るセミさん» 長くなってしまったお話ですがたくさん読んでいただいて、そしてコメントありがとうございますっっ。新しい話の更新までもうしばらくお待ちください。ﾝﾌﾌﾌﾌ (3月26日 0時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
見守るセミ - え待って尊い。1日で読んでしもた。あ、どうも名乗り遅れました、見守るセミです。腐も夢も大好物です。推しは、杉元ニシパ、尾形ニシパ、月島ニシパ、宇佐美ニシパでござんす。無理せず楽しんで作成して下さい、更新お待ちしております。ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ (3月25日 23時) (レス) @page24 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - まめさん» コメントありがとうございますっっ。気に入って頂けてすごく嬉しいです！ (3月24日 23時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってます！ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 一気読みしたものです。マジで設定が好きすぎる＼(^o^)／ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2024年1月3日 0時
