１１７ タックル ページ17
囲炉裏の近くに荷物をまとめ、もう少し体を温める
ガンソクさんが優しい筋肉ニキで良かった。月島軍曹とか尾形上等兵とか、私を殺そうとする筋肉畜生ニキとは違って...
まぁ、第七師団にもガンソクさんみたいに優しい筋肉もいたけどね。谷垣さんみたいな
『よし...じゃあ私もそろそろ出ようかな』
背嚢を背負い、囲炉裏に砂をかけて火を消す。人がいたという痕跡を無くすため、囲炉裏の砂を深く掘り、炭を埋めた
すこしだけ砂を床に散乱させれば、完璧だ。すごい空き家って感じ(？)
外に出るためにドアを開けると、思ったより外の風が強く、壊れかけのドアがバキッと折れてふっ飛んで行った
『わ、すごい風d』
ﾄﾞｽﾝｯ
途端、何かが私の腹に突進してきた。咄嗟のことで体勢も整えられず、そのまま背中から地面へ激突した
背中を強く打ったせいで息が詰まって苦しくなる。しまった、ガンソクさんと居た時の、ほんわかしていた気分のまま家から出てしまったから反応が遅れた
もっと警戒していれば良かった、と後悔する間は1秒未満。1秒が経つ頃には、私は腹の上に乗る男と視線を交わしていた
『尾形...ｯｯ』
尾「よぉ、示柴少尉殿」
腹の上に馬乗りになり、眉間に銃口を向けられている。コイツ、馬乗り好きだな
『乗馬なら私ではなくご自分が所有している馬でしてくだ、さいｯｯｯ』ﾊﾞｼｯ
目の前で構えられている銃を片手で殴り、それと同時に遊底を抜き取って箪笥の下の隙間へ投げた
尾「はっ、俺が優しくなかったら今の一瞬で死んでいたぞ」
『相手が元後輩だからって手加減しなくていいんですよ。尾形さん』
親指を立てて彼の喉仏へ刺そうとした
が、寸のところでその手を掴まれ、ついでにもう片方も掴まれて自分の頭上へ持っていかれた
いくら暴れても手も足も出ない。くそっ、またこの状況かよｯｯｯ
尾「落ち着け。俺はお前を捕まえに来たわけじゃない。何もしなきゃ乱暴もしないさ
多分な」
イノシシみたいに
と言葉を吐けば、多分彼の癪に触ってしまうだろう。言いたい気持ちを抑え、そのまま黙っていればゆっくりと手を離してくれた
彼が私の上から退くと、手を目の前に出される。素直にその手を掴んで私も立ち上がった
尾「お前に伝えたいことがある」
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 見守るセミさん» 長くなってしまったお話ですがたくさん読んでいただいて、そしてコメントありがとうございますっっ。新しい話の更新までもうしばらくお待ちください。ﾝﾌﾌﾌﾌ (3月26日 0時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
見守るセミ - え待って尊い。1日で読んでしもた。あ、どうも名乗り遅れました、見守るセミです。腐も夢も大好物です。推しは、杉元ニシパ、尾形ニシパ、月島ニシパ、宇佐美ニシパでござんす。無理せず楽しんで作成して下さい、更新お待ちしております。ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ (3月25日 23時) (レス) @page24 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - まめさん» コメントありがとうございますっっ。気に入って頂けてすごく嬉しいです！ (3月24日 23時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってます！ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 一気読みしたものです。マジで設定が好きすぎる＼(^o^)／ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2024年1月3日 0時
