１１５ 曲線 ページ15
目の前の男の体は、曲線と何個か漢字が書いてある刺青を入れていた
男は私が体に目線を向けていることに気づいたのか、「見られてしまったか」と呟いた。何か見てはいけないものだったのだろうか...
『あの、ど、どちら様ですか...』
とりあえずなぜ男が私の近くにいるのか。それと、所々壁に穴が空いている通気性のいいこの家も気になる
もしこの男の家だったら失礼だが、家の崩壊具合を見て住めるような場所じゃない。屋根の一部飛んでってるし...
筋肉ニキは近くの(と言っても少し距離が離れている)椅子に座って、キラキラした目を向けてきた
そんな活き活きした目を見るの三島さんぶりだよ
第七師団の人達みんな濁ってるんだよね、うん
？「貴方が崖から落ちて川で溺れているのを見つけたんだ。だいぶ体が冷えていたもんで、近くの空き家で火を炊いて貴方の様子を見ていた」
じ、じゃあ、この人が助けてくれたんだ
お礼の言葉を言おうと口を開いた時、彼は私より早く、また話し始めた
？「私を見逃すか、ここで殺り合うか、どちらか選べ」
急に何を言い出すんだと考えていると、戦闘態勢に入る男
「あんたは話が通じると思って生かしておいた。さぁ選べ」
『いや待って待って！？なんで急に殺り合おうとしてんの？！！』
痛くて動かなかった体は驚いた勢いで飛び起き、手のひらを相手に見せるように前に出した。なんだ、案外動くじゃん私の体
ってそんなことよりも、どうにかしてこの男から警戒心を解かなければ...
『私は示柴Aって言いますッ。戦う意思はありません。あと、あなたを見逃すってどういう意味ですか！』
私の質問を聞いた男は握っていた拳の力を抜き、少し表情が和らいだ
？「...あんた、何も知らないのか？」
『え？は、はい』
？「私の刺青を見ても何も反応はなかった......すまなかった。早とちりしてしまったよ」
男は頬を緩めて優しく笑い、椅子に座り直した
良かった...どうやら警戒は解いてくれたようだ
岩「自己紹介がまだでしたね。私は
...あっ」
岩息さんは口を片手で抑え、目を見開いた。脱獄囚の単語が出た...てことは、この人も...？
岩「...殺り合うしかありませんね」
『いやだからちょっと待ってｯｯ？！！』
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 見守るセミさん» 長くなってしまったお話ですがたくさん読んでいただいて、そしてコメントありがとうございますっっ。新しい話の更新までもうしばらくお待ちください。ﾝﾌﾌﾌﾌ (3月26日 0時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
見守るセミ - え待って尊い。1日で読んでしもた。あ、どうも名乗り遅れました、見守るセミです。腐も夢も大好物です。推しは、杉元ニシパ、尾形ニシパ、月島ニシパ、宇佐美ニシパでござんす。無理せず楽しんで作成して下さい、更新お待ちしております。ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ (3月25日 23時) (レス) @page24 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - まめさん» コメントありがとうございますっっ。気に入って頂けてすごく嬉しいです！ (3月24日 23時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってます！ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 一気読みしたものです。マジで設定が好きすぎる＼(^o^)／ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2024年1月3日 0時
