ジョジョの世界で普通に生活してるってマジ？Part2 第4部【ジョジョの奇妙な冒険】 (ページ39)

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ﾚｲ[あ、あんたの傷を、先に治して！それからあの男を助ければいいでしょｯ]

貴『露伴くんの方が、傷が深、い...治さなきゃ死んじゃう』
ﾚｲ[あんたが先に死んじゃうわよ！！もう動かないでｯ！]

足に引っかかる爪の感覚もなくなっていくが、それがいい。感覚がない今が、痛み関係なく自分を動かす事ができる

露「A...あそこ、あそこに康一くんが、来ている。早く、伝えてくれ。川尻浩作は、吉良吉影だと...」

指を指した方向には、承太郎と康一くんがいた。けど、だけど...

貴『か、...ぁ、』(声が...出せない)

体にも力が入らない。喉から上がってくるモノを吐いてしまった。これは、血...？

支えていた腕の片方の力が抜けて仰向けになると、視界の端っこにレイが映り込む

ﾚｲ[A...Aｯｯ、ダメよ、目を閉じないで...！！！]

レイの頭を撫でてやると、一生懸命に頭を擦り付けてくる。そして何か、暖かい液体が顔に垂れてくる。雨、なのかな...

何も考えられない。どうすればいいのかも、血液が足りない...脳に運ばれる分の血が足りないのかもしれない

貴『だい、じょ...』

ﾚｲ[大丈夫じゃ...！？]

途端、頭上から爆発音とともに、康一くんを呼ぶ声がした。上を向くと、身体中から血を吹き出す露伴くんの姿が目に入った

彼は、キラークイーンの能力で爆発していたのだ

次に、私の愛猫のレイが、私の腕の中で静かに消滅していった。跡形もなく、2人は消えた

そして、キラークイーンは私の目の前...いや、目の中に現れた

ｷﾗｰ「次はお前だｯ」

あぁ、ここで終わるんだ。誰に、何もしてあげられず

重ちーも、露伴くんも、レイも...誰も守れなかった

ボタンを押す音がしたと同時に、体のあちこちが熱くなる

ここで死ぬんだと理解するまで、そう時間はいらなかった

貴『ろ、は

ﾌﾞｸ...ﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸ...

貴『...ぷはぁ！！ゲホッ、ゴホッ、』

あ、危なかった...

お風呂の中でいつの間にか寝ていたんだ。なんだか悪い夢を見てたなぁ

お風呂で溺れたからか、夢の中でも苦しい思いをしてた

貴『あ、れ...』

勝手に涙が溢れてくる。なんだろう、心の底から湧き上がるこの悲しみは

貴『ふ、ぅ...』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

やばい、止まらない。かっぱえ〇びせん食べてないのに←