ジョジョの世界で普通に生活してるってマジ？Part2 第4部【ジョジョの奇妙な冒険】 (ページ33)

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83 シュレッダーページ33

貴『電気？！！噴上くん大丈夫？？？！！！』

噴上くんはこっちの声が聞こえていないようだった。
私は彼の手元を狙って紙を叩き落とし、腰周りをガッチリ掴んで後ろへ倒れた

電気に触ったことで少し右手の感覚がない。だけど今はそんなことはどうでもいい

噴「た、助かったぜ」

見る限り怪我はしていないので安心だ

しかし安心も束の間、叩き落とした紙からはなにか大きなものが出てきた

それはガガガッと音を立てて紙を千切りにしている。これは...

シュレッダーだ！！！

貴『やばいｯｯｯ仗助達が...！！』

噴上くんはシュレッダーに入っていく紙を指でつかみ、取り出そうとしたが全然取れない。電源ボタンをカチカチと押しても暴走は止まらなかった

噴「電源が切れない...仗助と康一が取り込まれるｯ...！」

私と噴上くんはスタンドでシュレッダーを攻撃したが、凹むだけで壊れなかった。どこのメーカーのシュレッダーなんだろう。ちょっと買いたくなってきた←

だけどこんな大きいのじゃ家では使わないな、なんて呑気に考えてる自分をはっ倒して、どうすればいいか策を考えた

貴『なにか入れ替えるもの...ｯｯ』

ここで大切な人を...いや、絶対失うもんか！！！！

しかし、既に手に負えないほどに紙は取り込まれている。私は絶望に狩られ、体が自然と後ろへ行く

噴上くんはとうとう顎を触ってしまった

貴『仗助...康一くん...！』
噴「ジョウスケーｯ、コウイチー！！！」

？「ついに触ったな噴上裕也。顎に触って怖がって、カッコ悪いぜその姿...」

男の声が聞こえた瞬間、ハイウェイスターとはまた違った紫色のスタンドが現れた

私は噴上くんに手を伸ばしたが一歩遅かったようで、彼は紙に閉じ込められてしまった

貴『噴上くん！まずい、噴上くんまでもが紙に...』

私は目の前に現れた白髪の男に目を向け、戦闘態勢に入る

？「お前をビビらせるなんてすごく簡単なんだよ。噴上裕也！エニグマが紙にできないものなんて誰もいない。誰だろうと簡単にな！

そこのお前はまだ完全に見つけた訳じゃないが、僕の予想だと、恐怖のサインは体が後ろへ下がるところだな?お前もじきに紙になるがいい！」

私は男目掛けて突進しようと足を踏ん張った

噴「っふ、簡単？だからこそいいんだぜｯ。瞬間的に紙にしてくれるからこそ！！」

そう言った噴上くんはシュレッダーから仗助達であろう紙を引っ張り出した