Fantasia 第1楽章《S.S》 (ページ13)

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翔「すみません」

店員「はい」

翔「えーっと、コースAを2つと、あと赤ワインと、お前何飲む？」

「あ、じゃあ、同じので」

翔「え、お前ワイン飲めんの？」

「わかりません。飲んだことないので」

翔「じゃあこっちで」

店員「かしこまりました」

店員さんが戻っていくのを見届けてから、翔くんを問い詰める。

「私の何頼んだんですか」

翔「え？赤ワインでしょ？」

「さっき、じゃあこっちって言った」

翔「だってお前酒弱そうだし。ベロベロになられても困るんで」

「でも、赤ワイン飲んでみたかった」

翔「じゃあ俺の一口やるから。今日はそれで我慢しろ」

なんか、お子様扱いされてるみたいで気にくわない。

たしかに、10歳以上年下だし、翔くんからしたらお子様に見えるのかもしれないけど。

……っていうか、私、翔くんに年齢言ったっけ…？

お酒飲める年齢だって、何で知ってた？

いや、ワイン飲むって言い出したのは私のほうか…。

私の考えすぎ…？