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第56話 ページ18
菅原side
「A!」
『……』
走って走って、また走って。
やっと追い付いたのは、アジトから大分離れた都心では珍しい森の中だった。
『スガ……初めてだね、僕を名前で呼んだの』
やっと見れた顔は酷くて、涙でぐちゃぐちゃだ。
「みんなの所に戻ろう。カノだってあんな言い方してたけど、きっと……」
『いいんだ、もう』
「へ……?」
涙を流しながらも小さく笑うAに、場違いだと思うけど見惚れた。
綺麗だと純粋に思う。
『宮城に戻って目的を果たさなきゃ。…………また戻ってくる為にも』
「目的……?A、一体何を……?」
『宮城には器があるらしいから、僕はソレをとってこないとね。儀式の遂行が遅れる』
「儀式?」
『これ以上は駄目。話せばきっと……スガも巻き込まれる』
瞳の奥の強い決意を感じた気がした。
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作者名:ベルリラR* | 作成日時:2017年6月12日 16時