続 第20夜 ページ35
そういえば説明してなかったね。
まず、エクシリアってのは、超古代文明の生み出した破壊兵器。
すんごいかいつまんで説明すると、大昔に娘をなくした男、ハカセが娘を思って造ったロボットドールが2体いた。1体はエクシリア、もう1体はミカと名付けられた。
ハカセはエクシリアに力を、ミカに知恵を入れて、この世を去った。
エクシリアは膨大な容量を持っていて、それにまぁ…8割くらい力の要素が入ってんのね?
ロボットドールな訳だから、性格にほんの少しは左右されるけど、普段は人畜無害なんね。
でもハカセが設定した条件が一致して、ミカが持つ知識を融合すれば、3分で世界を滅ぼしちゃうんだ。カップ麺かよ。
んで、そのハカセが設定した条件が
☆エクシリアが完全な状態であること。
☆ミカの選定がインプットされていること。
かな。
他にもちょっとあるらしいけど、まぁ、それは追々。
このエクシリアが完全な状態ってのは腕のパーツがないだとかそんなんじゃなくて、
ロボットドールの核……つまりはコアかな。
それがキチンと残ってて、破損がなくて、ってこと。
ミカはハカセに残す生物のことをいいつかっているらしいから、それがエクシリアに伝わればいいわけね。
で、この辺で気づいたかもしれないけど、
ハカセがエクシリアを造った理由が、[娘が必要ない世界なんていらない。もし娘が世界を望まないなら、娘の好きなものだけを残して他は消して終えるように]
そういうことらしいんだよね。
いやぁ、娘思いだよねー。
「うしっ、着いたな」
『速かったね、意外と』
そうこうしてる間に着いてたっぽい。
最深部っぽい扉を開けると、生い茂る草原に、1本の大木が立っていた。
『ふーん』
「昼寝したらよさそうだな。
……お、あったぞ。ホントにこの木の中なんだろうな?」
『そうだよ!私が実話しか話さないの、知ってるでしょ』
「……まぁ、な。んじゃいくぞ」
手の内に魔力を集めて、詠唱する。
「汝、古代の永久の眠りにつきし者。我、三日月の名において目覚めん。
知の力を納めし
今現世に蘇れ』
これは語り手だけが使える特有の詠唱魔法。
本来はそれぞれの役割にちなんだものしか使えないんだけど、今回は別。
[実現]が能力の三日月と[操作]の私のセットだからこそできる。
「行くぞオラッ!!」
『「カスタム」』
第21夜 語り手さんとミカ→←第20夜 語り手さんと古代遺跡
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
20人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラディ(プロフ) - レイれいさん» コメントありがとうございます!そういって頂けて嬉しいです!お待たせしてすみません。頑張ります! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
レイれい(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください (2019年11月1日 5時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
ベルリラR*(プロフ) - 葵さん» ありがとうございます!本音を言うとかなり不安だったので嬉しいです!更新頑張ります! (2017年6月11日 17時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 話面白いです!!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください!!! (2017年6月11日 15時) (レス) id: 7443137317 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラディ | 作成日時:2017年6月9日 10時