語り手さん【マギ】

続 第１夜 ページ4

「くそっ！希少な種の女だから高く売れるって聞いたのに！！！」

金をとられたせいか、はたまた面倒になったのか。
武器を叩きつける男。
さっきから怒ってばかりで血圧とか大丈夫なんだろうか。


『ほぉ。因みにそれ、どこで仕入れた情報ですか？』

希少な種………ですか。
語り手って種族ではないんですけどね。


「煌帝国だよ！あっちじゃあんたはお尋ね者さ！」

吐き捨てるようにいう男。
にしても、煌帝国？
…………ちょっとやりすぎちゃいましたかね？(犯罪)

『そーですか。そーですか。……では煌帝国の方にお会いしたらお伝えください。』


＜２度といかないから永遠に探し廻っててください。＞
＜どうか貴国が末永く栄えますよーに。＞









「……完全にやられたな、紅炎」
「はい……まさかまさかこれほどの者とは」
「も、申し訳ありません‼」


零が男に伝言を伝えて数日。
その言葉は、煌帝国皇子、練白雄らが王族に届いていた。

何を隠そう、零を手配したのは第３皇子の練紅炎なのだ。

風格漂う2人が話せば部下もビビる。
報告した兵士は自分が失敗した訳でも無いのにビクビクしていた。

俺、死罪とか言われたらどうしよう………と。

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• 恋愛運: ★★★☆☆
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西 - この方角に福があるはずです

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