第15夜 語り手さんの微笑み ページ25
私が話を終えると、皆さん一様に固まっていた。
途中で口を挟もうとした紅炎さんには紙を見せたら黙った。
……え?何故って?
私が約束させたからね!
その1☆話し中に口を挟まない
その2☆もし口挟んだら即刻出てく
その3☆私の話にケチつけてもいいけどその時はとりあえず……
ま、こんなもんかな。
最後?
後々知ることになると思うからいいよね!
「あ、あの……」
『はい。なんでしょうか』
「その話は本当なのですよね?……もし、本当なら」
話しかけてきたのは黒髪の皇女様。
和服がよく似合う、大和撫子風の美人。
いいなチクショウ。
……当たり前。
私が伝える話は全てが実話なのだから。
他の4人のうちの誰かは作り話専門に話すやつがいる筈だけど。
『本当ですよ。私は"逸話の語り手"。
私が伝える話は全て真実であると、そう心得てください』
「……そいつの、その魔導師の名前は?」
紅覇さんは真剣な顔をして私に問う。
チラリ、様子を伺えば他の皇子たちも、皇女も真剣な目つきをしていた。
『名をサラと言います。
かつて貴殿方に仕えていた世話係と同じ名ですよ』
「……どうしてそれを」
驚いた顔をして紅覇さんが言う。
……いやどうしてって聞かれても。
まぁ私語り手ですし?
この世の全てを知っているって言っても過言では無いからね。
あとは、貴方達の顔にハッキリ書いてあったからでーす。
いーじょう。
『さぁね』
それでも私は笑う。
話の継承以外で私がやることは、教えることはないからね。
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ラディ(プロフ) - レイれいさん» コメントありがとうございます!そういって頂けて嬉しいです!お待たせしてすみません。頑張ります! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
レイれい(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください (2019年11月1日 5時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
ベルリラR*(プロフ) - 葵さん» ありがとうございます!本音を言うとかなり不安だったので嬉しいです!更新頑張ります! (2017年6月11日 17時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 話面白いです!!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください!!! (2017年6月11日 15時) (レス) id: 7443137317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラディ | 作成日時:2017年6月9日 10時