第２６夜 ページ30
Noside
自国へと向かう船に揺られ、早3時間。
Aは白雄の自室へと通されていた。
「心配したんだぞ。10年以上も連絡を絶って…………」
ムスッとした白雄____今となっては主と言うべきか。
そう言いつつも、彼はどこか嬉しそうだった。
『申し訳ありません。私事に巻き込みたくなかったのです。』
少し困ったように笑って、Aは続ける。
『寂しかったですか？』
ややふざけた口調で、それは挑発のようにもとれる。
「あぁ」
『……！？』
まさかそんな返事が返ってくるとは思っていなかったのだろう。
Aはポカンと口を開けて呆然と主を見ていた。
「お前の居ない日々は退屈だった。
…………俺が唯一甘えられる相手が、いつも頼って
いた相手が、振り返ればいつもそばにいた相手
が………………お前が突然消息不明になったんだ。心
配しない方がイカれてる。」
淡々と、Aの目を真っ直ぐに見て言葉を放つ白雄。
その瞳は淀んでいた。
(私は……なんてことをしてしまったのだろう。)
主と決め、忠誠を誓った白雄を、私事で裏切ってしまった。
自分の復讐の為だけに。
もともとは情報を集める為に宮入をしたのだ。
が、世話役として皇子や皇女と過ごすうちに、感情が芽生え始めた。
"楽しい"
"愛しい"
"ずっと……ずっと此処にいたい"
"この方達を近くで支え続けていきたい……"
Aが初めて魔法以外に関心を示し、沸いた感情たちだった。
復讐に捕らわれていた彼女が、希望を見出だした瞬間
思い出したのは戦の炎。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
短剣
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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ベルリラR＊(プロフ) - コメントありがとうございます！小説拝見させて頂きました。とてもよかったです！白雄とイチャイチャしてるところとか、読んでいてキャーキャー言ってました(笑いつも読んでくださってありがとうございます！ (2017年4月2日 23時) (
レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 白雄ルートになったことを見て思わずガッツポーズをしてしまいました。私、蒼という名前で“ソロモンの妹は転生したら第一皇女になりました”という作品書いてます、見てもらえると嬉しいです、更新頑張ってください！！！ (2017年4月1日 22時) (レス) id: 7443137317 (このIDを非表示/違反報告)
ベルリラR＊(プロフ) - ご意見ありがとうございます！私も白雄好きです！更新頑張ります！ (2017年3月26日 15時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ｋｕｒｏかふぇ(プロフ) - 私は、白雄です！！自分が好きなのも ありますが、シンドバッドと違いしっ かりしているから！！更新頑張ってく ださい。 (2017年3月25日 23時) (レス) id: 056893297f (このIDを非表示/違反報告)
ベルリラR＊(プロフ) - 葵さん» 確かにたらしはね……w貴重なご意見ありがとうございます！ (2017年3月25日 18時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルリラR＊ | 作成日時：2017年1月21日 18時
