封印されてた魔導師【マギ】

第１９夜 ページ22

「……ってぇ！和んでいる場合じゃないでしょう！？」




つい当初の目的を忘れる所でした……。


「なに自分にツッコミ入れているんだジャーファル君。」

うるさい葉王。

「さっさとやっちゃおーよー！」
「そうだな。」
「早く寝たいです……。」
「紅明…お前ちゃんと寝てるか？」
「最近は軍議続きだからな。帰ったらゆっくり休め。」
「はぁ……、そうさせて頂きます。」


「え？スルー？…スルーなのか！？」


「こうして、おじさんは消えていった…。
今も、この世をさまよい続けているかもしれない。
もしかしたら、ほら、すぐそこに…」
「アラジン怖い！怖いから止めような！な？！」
「えぇー！」


「勝手に殺さないでくれ！」

家臣としてあるまじき態度だとは思う。
しかし、思わずにいられなかった。

ざまぁ、と。









．









．









．









．









「…いくぞ。」



「「「「「「「「「「極大魔法！」」」」」」」」」」

「「「眷属器！」」」

「「魔法！」」




空間を埋め尽くす光が、水晶を包んだ＿＿＿＿。









＿＿＿＿＿＿＿＿後日談。↓

(アラジンとアリババの会話)


「酷いと思わないかい！？」

アラジンの一言から始まった。

「…は？」

「皆『極大魔法！』とか『眷属器！』とかってカッコいいのに！」

顔マネや声マネをしながらアラジンは続ける。
正直なところもう笑いそうだがぐっと堪えた。

「僕とヤムさんだけ『魔法！』って……なに！？これ！？」

俺も薄々感じてはいた。
あの時まさかそういうとは思わなくて、吹きそうになったわ。

「ま、まぁまぁ……」
「アリババ君はいいよね〜。」

しばらくこの調子で愚痴が続いた。
そんなのは作者に言ってくれ………………。


すみません……(by作者)

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