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五十話☆ ページ2







「親父!どうすりゃ良いんだ!?俺達Aを降ろしたくねぇよ!!」

「きっかけは誘拐だったが今では可愛い末っ子だからな…」

「どうすれば…!!」

「…本人が降りると言えば降ろせ。ただし、無言で逃げるような奴なら連れ戻せ」

「分かった、親父!」



と、いう白ひげを含めた隊長会議が行われ、白ひげとしては本人が直接降りますと言えば降ろすつもりだが、コソコソするようなら逃がさないという考えであった。


それを聞いた隊長達…いや船員全員はAがここに居たいと思えるように精一杯甘やかして飴を与えまくろうと考えたのであった…。


そしてなるべく時間を稼ぐために出来るだけゆっくりと船を進めて行った。



「A、一緒に釣りしようぜ!」

「今度は落ちないように配慮するからまた背中に乗せてやろうかい?」

「確か前銃を扱いたいと言ってただろ?俺が見てるから一発撃って見るか?」

「A!お前の好きなケーキ作ったから食べないか?」



「み、皆さん急にどうしたんですか?何だか様子が変ですよ」



普段Aとよく関わっている人物と言えばマルコ、エース、サッチが上げられるだろう。


無論他の隊長や白ひげ、その他の顔ぶれとも関わってはいるものの個人的に絡みやすいのがあの三人だったのだ。


つまり、だ。普段あの三人としかほとんど絡まないと言うのにいきなりその他1597名に突然絡まれるようになれば彼女はそれをどう捉えるだろうか。


当然困惑し、何かあったのかと不安を覚えてしまう。



(一体どうして急に…何が悪いことしたっけ。いや、仮にそうなら逆に冷たくするものだろう。なら良い事をした?いいや何もしていない。というかむしろこれは…)



__子供扱い



理由は分からないが何故かまるで子供のように扱われ、何かをしようと思えば



「俺がやっとくからAは休んでな」



と仕事を奪われ、一人でぼーっとしたいと思っている時も



「A〜!」



と呼ばれて一人の時間はここ最近全くと言っていいほどなかった。


また自分が望んでないのに 「あれするか?」 「これいるか?」 と聞かれることも増え、徐々に徐々に……ストレスは溜まっていき……会社で鍛えたはずの我慢強さも限界を迎えようとしていた…

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マシロ_mashiro(プロフ) - ramune0610さん» お久しぶりです(*´▽`*)マインクラフトは楽しかったしネタも余ってるので書いてみたいんですが、如何せん白ひげ海賊団以外の解像度が低いもので…検討はしてみます(- -;) (7月17日 20時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - わたあめさん» 返信遅れちゃってすみません!この作品結構勢いでか書いちゃったので文章も拙いですが、そう言っていただけて嬉しいです! (7月17日 20時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 麗葉さん» ここだけノリノリで書きましたww (7月17日 20時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ramune0610 - お久しぶりですまた。マインクラフトのシリーズお願いしたいです!また出来たらでいいですのでお願いしたいです!ものすごく面白かったです。 (7月17日 16時) (レス) @page32 id: cc4e64aa01 (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 血祭りのとこ大好きですwお疲れさまでした! (5月24日 13時) (レス) @page32 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2023年3月20日 17時

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