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四十九話☆ ページ15






場所はマリンフォード


戦況は、満身創痍と言うのが相応しかった。
何とかエースを救出したのは良いが、白ひげからの船長命令で撤退中、赤犬の挑発に乗ったエースが立ち止まってしまった。



「乗るなエース!!戻れ!!」



イゾウが咄嗟に引き留めようと叫ぶが、エースは既に冷静さを失っているのか耳を貸さない。


‘‘オヤジ’’を侮辱されて腸が煮えくり返っているのは自分達も同じだ、エースの気持ちはよく分かる。…が、ここで立ち止まってしまえばオヤジの覚悟はどうなるのか。



今すぐ止めなければいけない。



だと言うのに己は一つの油断で海楼石の手錠をはめられてしまい、不死鳥になって弟を守りに行けないではないか。


マグマと炎がぶつかり合うが、能力の相性から勝つのはマグマ、赤犬の方だ。エースの腕は焼け、赤犬はそのまま追撃を続けた。



「ようみちょれ…」

「おい、待て…ルフィ!!」



エースではなくその義弟であるルフィを狙った赤犬に気づいたエースは、家族を守るように覆いかぶさり、庇う体制に入る。


赤犬の拳がエースの胸を貫きかけた、





刹那






「新時代は この未来だ___」





「…歌?」






戦場に似つかわしくない美しい歌声が、マリンフォードに響いた。





「変えてしまえば___」





その歌声を耳にした者の内、誰かが呟いた。


歌姫 ‘‘ウタ’’ の声だと。






歌姫の方を見やった男は叫んだ。


どうして、お前がここに居るんだと。







「久しぶり、皆。…そして、おやすみ」


「っA……!?」



両腕を翼に変化させその背中にウタを乗せているAを視界に捉えた瞬間、マルコの意識は闇に落ちていった。


ウタウタの実は、歌声を聞いた者の精神をウタワールドに連れて行くことが出来る。


今この場で立っているのは能力を発動した張本人であるウタと、彼女の腕にリボンを繋げているAだけであった。

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マシロ_mashiro(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます!やっぱり仲違いしたままは後味が悪いですもんね。最後までご愛読ありがとうございました(*´▽`*) (2023年5月8日 7時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - コメント失礼します! 一気読みしてしまいました。最終的にそれぞれの、気持ちを話し合って和解できて良かったなって思いました。とても、面白かったです!! (2023年5月7日 23時) (レス) @page50 id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 文ストオタクの一般人さん» 過保護になりすぎないように執筆していたはずなのにいつの間にか…妄想って怖いですね笑、どんどん拡がっちゃいます。ご愛読ありがとうございました! (2023年3月14日 16時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 皆過保護だけどマルコがwwめっちゃ良かった!、、、です! (2023年3月14日 8時) (レス) @page47 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 桔梗さん» そう言っていただけると執筆したかいがありました!最後までお付き合い頂きありがとうございます!! (2023年2月10日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2023年1月7日 15時

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