番外編・能力共有 ページ40
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赤髪海賊団との交流時ウタによって‘‘ツナツナの実’’の能力者になった私は同じく能力者であるマルコと共に能力の修行をするようになっていた。そして修行の成果として私は一つの技を得意としていた。
「サッチさん見つけた。マルコー居たよー!」
「っな!?ちょ、ちょちょちょ待て待て、見逃してくれ、な!?」
「よくやったA。…さて、サッチ…本日までにと言っておいたはずの書類はどうなってんだァ???」
「ひえええぇぇぇ!!!!」
自分と対象を強制的に物理的に繋げるリボンとリボンで繋いだ生物との共有。
この二つの力をある程度コントロール出来るようになっていた私は以前マルコに宣言した‘‘マルコの仕事の負担を減らすお手伝いをする’’を早くも有言実行しており、‘‘書類滞納常習犯捜索係’’という役目を手に入れていた。
内容はその名の通り書類を提出しない人達をリボンで接続&視界共有する事で居場所を突き止め書類を終わらせるまでリボンで拘束(さらにAと視界共有しているマルコの監視)。
これによりマルコの負担はかなり減り船員達は隠れんぼを極めるようになったとか何とか。
「マルコ、私えらい?」
「おう、偉い偉い。いつも助かってるよい」
「えへへ、やった」
____
そしてもう一つ、これは私が個人的に身につけたものだけど対象と繋げたリボンの長さを(限度はあれど)自由に変えることが出来るようになっていた。
何故その技を身につけようとしたのか、理由は簡単…
(マルコのお腹にぎゅ〜ってしたい!)
私九歳の女の子、一方マルコは三十代の成人男性で身長は約2m。普通に考えてマルコに抱きつこうとしても小さな体はマルコの腰にすら届かない。
そこで私は考えたのだ…リボンをマルコの上半身に括りつけてそのままリボンを縮める事を可能にすればビョーンと胸に飛び込むことができるのではないか、と。
マルコに気づかれないようにこっそりと始めた特訓、その成果は見事に現れていた。
「マルコ〜〜!」
「ん?Aじゃねぇか……っとと、これは…」
「秘密の特訓、内緒でやったの。驚いた?これでいつでもマルコの胸に飛び込めるでしょ?えへへ」
何だ目の前の生き物は、可愛すぎだろい。あ、俺の妹か…と、後で悶え死んでいたマルコであった。
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マシロ_mashiro(プロフ) - 雪さん» ウタの姉ポジって結構流行ってたので「またか…」って思われないか不安だったんですが、そう言っていただけて嬉しいです! (2023年3月31日 23時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - イベントに参加していただいてありがとうございます‼うたちゃんのお姉ちゃんポジ結構好きなので読めて嬉しいです‼もう夢主ちゃんの心の叫びがすごく心に刺さって泣いちゃいました‼すごく面白かったです‼ (2023年3月31日 23時) (レス) @page44 id: 7fdb052437 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 白音さん» 他サイトの方は更新遅れて本当にすみません!!現在七割ほどは完成していますのでもうしばらくお待ちください! (2023年1月5日 7時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
白音 - 他サイトの方から見てました!そちらの方の更新も楽しみに待ってますね〜 (2023年1月4日 23時) (レス) @page40 id: 233ae7acb4 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 桔梗さん» 慣れない愛され?を書いたらちょっと精神年齢が幼くなっちゃいました笑。実はそろそろ溜めてた分が無くなるので更新速度は遅くなりますが、その分彼等との交流を執筆出来たらな〜って思ってます。 (2023年1月4日 20時) (レス) @page40 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:
作成日時:2022年12月18日 17時