【第五人格】推し達に嫌われてます

三十二話 ページ34

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※今回のスポーン位置、暗号機の位置はこのような感じになっております
(お借りした画像→第五人格(カスタムモード)より)






✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -





やばいやばい、刃貰っちゃった
本体攻撃では無いため硬直が生まれない

どうする？どこに逃げる？
最果て…いやダメだ、あそこは超弱ポジ…つまりここにとどまってチェイスをするしかない


｢あっさり負傷…思ったより大したことないみたいですね｣


リッパーはつまらなそうに言う
ハンターと会話ができるということは、挑発や煽りをされやすく、下手すると冷静さを失うこともありえる

…でも、逆も有り得る
例えばこっちがハンターを挑発して、こっちにタゲチェンさせてトンネル回避…とかも出来なくもない


｢負傷させたぐらいで調子に乗ると足元すくわれるわよ？リッパー｣


適当に受け流しておく
…が、何故かリッパーは私の言葉を無視して会話を続ける


｢まぁ、私としては勝てれば問題ないのでどうでも良いんですけどね｣

｢…無視をするなんて紳士らしくないわね。このもやし大根、攻撃判定つまようじ！｣


無視をするなら煽りを続けるまで！
…でも何故かこれもスルーして祭司を追い続ける


｢…？？｣

｢人形師の言葉は指名されたサバイバーにしか聞こえない。つまり、人形師の言葉を他人に伝えるには私が言ってやらないといけない｣


と、フィオナが説明をしてくれる
そうだったんだ…つまり、今は私とフィオナでVCを繋げているような感じなのか


｢そう言えば一つ忘れていました｣

｢？｣

｢霧の刃のCTはもう終わったんですが……
アスレの壁、貫通しますよ？｣


リッパーは監視者を一つ設置してそう言った
そりゃあアスレは壁が薄いんだからそんなの当たり前…
…！そういう事か、だから監視者…！


｢ワープで回避…！｣

｢させませんよ？｣


へァっという独特な声が聞こえたかと思うと、壁を貫通して飛んできた霧の刃に当たりダウンする
そしてそれと同時にゴーンゴーンという、存在感が溜まった時の音がマップに鳴り響いた


｢チェイス時間は30秒と行ったところですか…まぁ、これくらいなら一度救助を挟んで見捨てですかね｣


リッパーは独り言をしながら祭司を風船状態にし、椅子に縛り付ける。やってしまった…せめてセカチェを伸ばさないと

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