【第五人格】推し達に嫌われてます

三十一話 ページ33

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｢…！｣


どれくらい気絶してた！？
慌てて目の前のモニターを確認する


｢あれ？｣


どうやら皆も今目が覚めたみたい
良かった、前の試合みたいにはならなかったみたい
今回は(多分)スマホで操作するだろうし、スマホを見る


｢…｣


スマホを見ると、モニターと同じような景色が映されていた。右下には走る・歩く・しゃがむ・手？のボタン
右上にはチャットを打つボタン
左上は特質等、左側は移動するやつ

これは…第五人格の操作方法と全く一緒だ
スマホで操作って時点で何となく察してたけど…

いや、これは逆にチャンス？
操作方法は分かっているし、何よりも慣れてるやつ
…とりあえずやってみよう

マップは湖景村、ハンターは不明
スポーン位置は……


｢…中央｣


このマップで一番の超弱ポジ
中央には暗号機は出ていない、良かった…最後の方に暗号機が固まることはなさそう

辺りを軽く見渡すと、遠くの方に心理学者が見えた
多分海ゲートの暗号機を回すはずだろうし、私はアスレの方に逃げておこう

このスポーン位置…ってことはハンターの位置はどこだっけ…昔必死に暗記したんだけどなぁ…

うーん、うーんと必死に考えて数秒後、自分がとんでもないミスを犯したことに気づいた

中央と海ゲのスポーンの時は、残りの二人は新ポジと山ゲートの近く…小屋外？だったっけ
そしてハンターのスポーン位置は…


｢…おや、自分から突っ込んでくるサバイバーがいるとは驚きですね｣


＿小舟

私がハンターだったら、小屋または開き(中央付近)に移動する…そしてハンターは開きに移動しようとした。
しまった、ハンターに突っ込むなんて馬鹿だ…祭司はあくまでサポートキャラ。チェイスが得意な訳では無い

しかもハンターは何となく会いたくなかったハンター


｢さて、少しは楽しませてくださいね？人形師(祭司)さん？｣

｢ふん、望むところだ｣


ハンターは、私がソフィアでは無いということを知っている唯一のハンター、リッパー
フィオナは自信満々に答えるけど…ごめんなさい、この試合絶対に調子悪い

チェイスが始まったのは小舟の入口？
慌てて2枚あるワープを1枚使って、アスレまで逃げる
落ち着け、アスレは強ポジ…霧の刃さえ避けてしまえばきっと何とか…




｢強ポジなら大丈夫……そう思っていましたか？｣

｢しまっ！｣


板まで逃げようとして後ろを見ていなかった
そのせいで霧の刃をくらってしまう
…それは私の冷静さを欠くのに十分だった

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