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一話 ページ3







「…」


拝啓、お母さんとお父さんへ
私は現在知らない部屋にいます
いつも通り自室のベッドにダイブして寝ただけなのに、起きたら知らない部屋の椅子に座ってました


「え、シンプルに怖い」


…少し経って頭が冷静になってきた
よくよく考えるとこの場所には見覚えがある
長いテーブルに五つの椅子
これは…


「…第五人格のマッチング画面?」


確信した、これは夢だ
ゲームの世界に来ちゃいました〜なんてのは非現実的すぎるし、まずありえない。
よってこれは夢だ、異論は認めない!

でも、本当に第五人格なら他のサバイバーとかがいても良いと思うんだけどなぁ…
その時だった


「ねぇ」


知らない女性の声が聞こえてきた
え、待ってこの部屋には私一人しかいないよ?
ま、まさか…幽霊?


「もう試合は始まっているのだけど」


え、試合?
…マルチとかランクマとかのあの試合?
多分私に話しかけてるんだろうけど、何をしろと?

辺りをキョロキョロと見渡すと、テーブルの上にちょこんとコントローラー?のようなものがある
さらに目の前を見ると、でっかいモニターのようなものがあった

そこに映し出されていたのは空軍 マーサ・べハムフィール…サバイバーの1人だ
マーサの姿は第五人格とは違って普通の人間だった、
まぁ当たり前なんだけどね


「ちょっと、聞いてるの?」

「っえ、あ、はい?」


思わず素っ頓狂な声が出る
マーサは私に何を求めているの…??
…コントローラー、モニター、私に何かするように求める空軍。これらから導き出されたのは…


「私に操作しろと?」


見たことないコントローラーなんて扱えないんだけど…
どうしようかと悩んでいると、少しの間黙っていたマーサが口を開いた


「……そう、ね」


え、何か微妙な反応が返ってきたんですが。
おかしなことでも言ったのかな…?
とりあえず試合が始まってるらしいから、仕方なくコントローラーを手に取り何とか操作する

レバーを倒すとその方向に動き、数種類のボタンを適当に押すと窓を乗り越えたり、暗号機解読をしたりした
…妙にリアルな夢だなぁ と思いつつも、推しに会える嬉しさからルンルン気分で解読をする


(あのソフィアがまともなプレーをしている?機嫌が良かったのかしら…)


第五人格でやってる通りに行動していただけなのにマーサから不思議そうな顔をされていたなんて思いもしなかった

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いちゅご - うっわぁー、今作もなかなか素っ晴らしい作品ですことぉ、いやー頑張って下さい!応援しますね! (2021年12月8日 6時) (レス) @page37 id: 64d6b8d47d (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 面白いです!前作から来ました!今作も更新頑張ってください!応援してます! (2021年12月7日 19時) (レス) @page36 id: f8a065d408 (このIDを非表示/違反報告)
水1000 - 新作おめでとうございます。前作と対照的なんですね。とても素敵です! というか、好きです。更新は無理せずにのんびり頑張ってくださいね。 (2021年12月4日 13時) (レス) id: 7eeeabd9b8 (このIDを非表示/違反報告)
シロツメココロ - 大変遅くなりましたが、新作おめでとうございます! ストーリーがとても素敵で引き込まれるような…面白い作品です。更新頑張ってください。私も学生なので、無理にとは言えませんが (2021年12月4日 12時) (レス) @page21 id: 17dcd8da60 (このIDを非表示/違反報告)
焙じ茶 - とってもとっても好きです、、!更新楽しみに待ってます、頑張ってください! (2021年11月29日 17時) (レス) @page24 id: 0167f82c96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:【湖の宝石】 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2021年11月20日 17時

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