二十一話 ページ23
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…味がしない、美味しくない
いや、正確には味はするけど、一人で寂しい食べているせいか美味しいと思えない
これを食べ終わったら、食器を戻しに再びあの場所に行かないといけない
昨日からこそこそしてばかり、本当に憂鬱だ
｢…ごちそうさま｣
今日はエマと会う約束をしている
私はスマホを取り出して、園芸について調べ始めた
念の為会話の話題を探しておきたいからね
スマホで調べ始めて約五分
食器を持っていくのを忘れていたことに気づいたため、スマホを机の上に置いて再びダイニングルームへと向かった
｢トレイシー、まだ怒ってるの？｣
｢だってー！ナワーブが子供っぽいって言うんだもん！｣
｢あ、トレイシー！部屋ちが…｣
ｶﾞﾁｬｯ
｢え？あ……間違えてあの人の部屋開けちゃった…！？｣
｢勝手に開けたってバレたら怒られるの、閉めて早く逃げるの！｣
｢……？あ、うん。そうだね｣
(机の上に置いてあった物…見たことない、何だろう)
｢…｣
再びダイニングルームに戻ると、さっきと比べたらだいぶ人が減っていた
部屋に戻ったり、朝の試合に行ってる人が多いんだろう
ささっと食器を戻し、ふと壁に目をやる
あれ…壁に何か紙が貼ってある。何だろう？
興味本位で紙を見に行ってみると、試合表が貼られていた。
どうやら試合は朝昼夜にあって、流石に一日三回だとサバイバーは12人しか参加出来ないからか、それぞれ二回ずつ行われているらしい
つまり、一日に合計六回の試合があるってことになる
私はあるかな〜と思いながら探してみると、夜の一回目に入っていた
メンバーは 人形師・庭師・心理学者・オフェンス
…何とも言えない編成だね
ただ、救助職がいるからまだ大丈夫か
解読もオフェンス以外はデフォルト、問題は私が誰を指名するか。
機械技師などの爆速キャラ、調香師などの牽制キャラ、傭兵などの救助キャラ、祭司などの補助キャラ
様々な選択がある
｢ん〜…｣
あの時の試合もそうだったけど、正直に言うといわゆる環境と呼ばれるキャラ達以外は私はほとんど扱えない
空軍はそこまで特殊な立ち回りがなかったから良かったけど、例えば野人や冒険家、納棺師などの覚えることが多そうなキャラは全然扱えない
…いや、そもそも問題がもう一つある
指名すれば強制的に試合に出るんだと思うけど、指名するってことはお願いしないといけないってこと
｢…終わった｣
誰かに話しかけないといけない…無理だぁ…
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いちゅご - うっわぁー、今作もなかなか素っ晴らしい作品ですことぉ、いやー頑張って下さい！応援しますね！ (2021年12月8日 6時) (
レス) @page37 id: 64d6b8d47d (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 面白いです！前作から来ました！今作も更新頑張ってください！応援してます！ (2021年12月7日 19時) (レス) @page36 id: f8a065d408 (このIDを非表示/違反報告)
水１０００ - 新作おめでとうございます。前作と対照的なんですね。とても素敵です！ というか、好きです。更新は無理せずにのんびり頑張ってくださいね。 (2021年12月4日 13時) (レス) id: 7eeeabd9b8 (このIDを非表示/違反報告)
シロツメココロ - 大変遅くなりましたが、新作おめでとうございます！ ストーリーがとても素敵で引き込まれるような…面白い作品です。更新頑張ってください。私も学生なので、無理にとは言えませんが (2021年12月4日 12時) (レス) @page21 id: 17dcd8da60 (このIDを非表示/違反報告)
焙じ茶 - とってもとっても好きです、、！更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2021年11月29日 17時) (レス) @page24 id: 0167f82c96 (このIDを非表示/違反報告)
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