逃走 ページ16
私は部屋の鍵を閉め、荷物を全部まとめた
荷物と言っても兄さん達に壊されてしまったのでそれほど多くはならなかった
部屋のドアが強く殴られる
十四松兄さんかなぁ、力強いし
同時に怒鳴り声も聞こえた
逃げるなんて許さねぇ、とかね
ドアがミシミシと音を立てる
早くしないと壊れちゃう…
急いで荷物を持ち、部屋の窓から飛び降りた
部屋に部活の時に使う靴があって良かった
そのまま駅の方へと走っていく
腕が痛いのと荷物が重いので上手く走れない
ふと後ろから怒鳴り声らしきものが聞こえた
遂にドアを壊したのか
そこまで私に執着する理由はなんなのだろう…
やっぱり壊したい一心なのかな…
そんなことを考えて心が痛くなってしまう
だんだんと兄さん達の声が近づいてくる
捕まったらこの後どんな仕打ちが待っているか…
考えただけで背中が冷たくなる
万全の状態で走れていたらきっと振り切れただろう
でも、この状態だ
追いつかれてしまうかも…
そんなあきらめの感情がでてきた
次の瞬間
？「どっこいしょーー!!」
そう声を上げて黄色い物体が私のことをふわっと持ち上げた
「じゅっ、十四松兄さん…!?」
持ち上げてくれたのは十四松兄さんだった
「ど、どーしてっ…」
十四松兄さんはどんどんとほかの兄さん達との距離を離していった
十四松「僕走るのちょー得意だからっ！」
相変わらずの大口で元気にそう答える
十四松兄さんも背中痛いはずなのに…
追いかけてくる兄さん達から小さく怒声が聞こえた
トド松「ちょっとぉ、十四松兄さん、ふざけないでよ」
おそ松「てめぇ十四松っ！ざけんなよ…っ！」
カラ松「待てっ！十四松！」
一松「…」
チョロ松「そんなことしてただで済むと思ってんじゃねぇぞ…！」
そんな声を無視して十四松兄さんは走る
やがて姿が見えなくなって来た頃にようやく駅に着いた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ゆに - 面白い……十四松優しい… (2019年4月27日 17時) (
レス) id: a4bba7989b (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ(ﾉ)・ ω・(ヾ)(プロフ) - 莉奈さん» メッセージありがとうございます！どうか最後まで頑張るので温かく見守っていただけると嬉しいです。 (2018年10月23日 20時) (レス) id: 22536de8cb (このIDを非表示/違反報告)
莉奈 - 更新頑張ってください。楽しみに待ってます。応援してます。個人的にはハッピーエンドがいいです。 (2018年10月23日 20時) (レス) id: 59f256afe6 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ(ﾉ)・ ω・(ヾ)(プロフ) - 匿名さん» あまりにも不快でしたら削除するのでどうぞコメントしてください！ (2018年5月2日 19時) (レス) id: 26962884e2 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ(ﾉ)・ ω・(ヾ)(プロフ) - 匿名さん» 不快な思いをさせてしまったのなら申し訳ございません…。通報していただいてもいいです。 (2018年5月2日 19時) (レス) id: 26962884e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ(ﾉ)・ ω・(ヾ) | 作成日時：2017年4月8日 6時
