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_百六十八訓 ページ25

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おーい大丈夫かー。と、未だ倒れている銀時をつんつんと突けば、ハッ!と勢いよく顔を上げる。


「どこ行きやがった!俺の事踏んずけたヒール女とクソジジイは……!」
「いやいそのヒール女お前さんの知り合いだから」


え、誰だった?とでも言いたげな表情にAだ、あのすっとこどっこいと阿伏兎。


「やっほー、阿伏兎。どこ行ってたのさ」
「そりゃこっちのセリフだ。Aはどうした」
「それがさ、変なおっさんがブチ切れて追いかけ回されるんだよね。あり、お侍さんじゃん」
「…何でか知らねーのか」


いや、気づいたら始まってたし。なんて呑気に言う神威の態度から察するに、多分知り合いなのだろう。
最悪の自体ならこのアホは動いていただろうな、なら平気か。とでも思っていると可愛らしい少女の声が聞こえた。


「銀ちゃーん!」
「銀さんどこいってたんですか!どこ探してもいないし……って神威さんと阿伏兎さん!?」
「げっ、なんでいんダヨ」


うげっとあからさまに嫌な顔をするのは可愛らしい顔して毒舌ヒロイン。神楽こと通称_ゲロイン。

その隣では、阿伏兎と神威の姿を見つけて驚く眼鏡をかけた眼鏡。眼鏡こと通称_メガネ。


「僕の説明メガネばっか言われてるんですけど…」
「銀ちゃん!何でコイツらここにいるネ!付け回してきたアルカ!バカ兄貴!!」
「なんかたまたまそこのおっさんと会ったんだよ。俺ァ知らねェ」


火花散らし始める兄妹をまあまあと被害が少しでも無くなるように声を掛ける新八に説明をする。
お宅らも旅行か何かかァ?と、銀時は聞けば神威は右手で神楽の頭を押さえつけながら答えた。


「招待券があってね。お侍さん達は?」
「俺らもだ。…ったく、奇遇だねェこんな(とこ)で会えるなんて」


本当に奇遇だ。奇遇過ぎる。いや、最早これは奇遇ではないのでは。
ここでの出会いがとある男によって仕組まれていることは、Aと一人の男以外知りもしなかった。

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yuuna1202(プロフ) - 本当ですか!嬉しいです!! (2020年12月8日 11時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna1202(プロフ) - 私この小説を応援してます!補佐さんが呪術廻戦に転生するのも見てみたいなと思います!? (2020年12月7日 19時) (レス) id: 1a3b3ba982 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな | 作成日時:2020年7月17日 23時

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